病弱な妹と2人の兄が選ぶ道

『最後の時間まで』 ページ37

あれからご飯を食べてソファーに座り何時間も喋った。

「Aも成長したよなぁ」

『中也お兄ちゃんもね...背 以外』

「手前なぁ...」

他の人が言ったら怒るであろうセリフも私が言うと怒るんじゃなくて呆れる。

『ごめん。じゃあ...幹部になってるって事が1番 大きい成長...でしょ？』

「手前も８歳からマフィアに居たんだよなぁ...
あの頃とは随分 雰囲気が変わったな」

『当たり前じゃん』

血や死体を目の前に怯えてた頃とは違う。

まぁ...実際 死体を初めて見たのは５歳

初めて人を殺·したのは７歳。

...異能の暴走で数十人を一度に殺·した。
それから何日も部屋にこもって飲み食いしなかったら私の誕生日にお兄ちゃんが私をマフィアに連れて行った。



『中也お兄ちゃん 会った時のこと覚えてる？』

「何となく...だかな
呼び方が変わって言ったのは覚えてるぞ」

『確かに変わったね。
久しぶりに会った時の話をしよ？...私がこの家を出るまで』

「そうだな」





次回、太宰Aと中原中也の出会い

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