『部下の家族』 ページ22
「あっ待って A!!」
お兄ちゃんが私の名前を何度も読んでいたが聞こえないふりをして私は走った。
最後の一言...無意識で出たけどあんな事は思ってないよね...お兄ちゃんが探偵社に行ってくれてよかったと思ってるよね?
そう問いかけるが誰も答えてはくれない。
なんであんな事を言ったんだろう...
あれじゃあ お兄ちゃんを傷付けたも同然じゃないかなんであんな馬鹿な事を言ったんだろう。
しかも、あの訓練の事を自分からヒントを言い出すなんて...気付いて欲しいのか欲しくないのか分からない。
『...あっごめんなさい』
下を見ながら考え事をしていると前から人を気付かずに当たってしまった。いや...当てられた?まぁどっちでもいいや。
「いってーな!」
『ごめんなさいって言ってるじゃないですか』
「あ"ァ?当たってきたくせに口答えか?!」
当たってきたのはお前じゃないかよ。
「ちょっと付いてこいよ。俺の家 すぐ近くでさぁ...父親にこの事を言ったらお前がどうなるのか見たいんだよ」
『そうですか』
好きにしてください。丁度、マフィアに帰りたくないんでどうぞ時間をとってください。
「俺の父親 過保護なんだけど実はマフィアでさ俺が親父にある奴らの事 チクったらそいつらの親父の会社 潰れたんだよ。マジ笑える」
へぇーマフィアなんだぁ。凄くどうでもいい情報ありがとう。私もマフィア
「着いたぞ。ここだ」
『あっはい』
この人...私の事をその父親に言おうとしてるんだよね?...丁寧過ぎない?
連れてくる時は手の拘束に目隠しが普通だと思う。次いでに1発殴れば大人しくなる。
「親父呼んでくるから待ってろ。逃げんなよ」
『逃げられたくないなら縛り付けておけ』
家の中に走って入っていったそいつの耳には聞こえてないようだった。
私は周りを見回し ある所へ目がいった。
そこには日比谷と書いてある。
マフィアで日比谷と言えば私の部下しかいない。
えっ...あの子が日比谷くんの息子?
あの優しくて温厚な日比谷くんの?
「親父 こいつだ」
目の前からさっきの人の声が聞こえた。
其方を向くとぶつかった人と案の定 日比谷くんが。
「Aさん!?」
『うん』
まさか息子が言ってきた人が職場の上司とは思わないだろう。私のぶつかってきた人が部下の息子とは思わなかった。
「こいつと知り合いなのか?」
「職場の上司だよ」
「...マフィア?」
『はい。マフィアです』
にっこり笑顔で言うとその人は顔を顰めた
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yukinoyado(プロフ) - 夜叉夜叉さん» ありがとうございます。約束のネバーランド!!今、友達に漫画を貸してもらっているので読みしだい考えさせて頂きます! (2019年2月4日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜叉(プロフ) - リメイク楽しみにしてます。次回作なんですが、約束のネバーランドの兄妹ものはどうでしょうか? (2019年2月3日 22時) (レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 飛鳥さん» コメントありがとうございます。いえいえ...そんな事ありませんよ!私もこんな高い順位取ったの初めてです!! (2018年8月29日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 真面目ですねぇ〜…。私は50位取れればいいくらいですよ…! (2018年8月29日 10時) (レス) id: 4fa29f4293 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - yukinoyadoさん» 返信ありがとうございますm(__)mはい(*^^*)絶対、見ます(*^▽^*) (2018年8月11日 0時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年6月2日 21時