お兄ちゃんの誕生日【番外編】 ページ18
「手を切っても気づかない事あるの?」
『うん。よくあるよ ふと手を見たら血が出てたってことも。後、書類整理してたら紙でいつ切ったのか分からないけど書類の端が赤色になってたりって事もよくあるかなぁ』
大抵 手を切ったりした時に気付くのは部下のみんなだけど。
私は気づけないんだよなぁ...痛いと思わないから。
「...4年前の私を殴りに行きたい」
『えぇ...』
殴っても返り討ちにされそう。あの頃のお兄ちゃんなら。
「あの頃はこれが最適解とか思っていたんだ。
本当に馬鹿だ。」
『最適解だよ。
あの教育がなかったら私は自分の異能も使えない役立つでしかない。お兄ちゃんがやってなかったら首領がもっと別の方法で痛覚が狂うようにするよ』
それこそ...薬を使ってとか。
薬を使われるぐらいならお兄ちゃんのスパルタ教育を受けて痛覚が狂う方がいい。
まぁ...お兄ちゃんや中也お兄ちゃんには黙ってるけどお兄ちゃんがマフィアを抜けてから私は首領から毒物に耐性がつくように色々されている。今現在も
前より体調が崩しやすくなったのはそのせい。
別に嫌じゃないよ。逆に良かったと思う方が多いいし。
『あっ...焦げた!!!!!』
椅子に座って手当をしてもらったままそこで喋っていたのでお肉を焼いている事を思い出した時は既に遅し。完全に焦げていた。
「おやおや。真っ黒だ」
『あぁ...忘れてたから』
火を消しフライパンの中身をゴミ箱に捨てフライパンを流しにおいた。
洗うのが大変だ。
「もうたくさんご飯出来てるじゃないか」
『えーお兄ちゃんの誕生日なんだからいっぱい作りたい』
「私は君の気持ちがこもってるなら充分だよ」
『なら...もう食べる?』
「食べたい!お腹すいた!!」
...良かった。いつものお兄ちゃんに戻ってくれた。
誕生日の日に「私が悪かった」なんて思わせたくなかったんだ。お兄ちゃんには笑ってて欲しいから!
『ちょっとその前に服を着替えてくる!』
任務に行ったまま地味に血がついてる服でご飯を作ってたけどそろそろ着替えたい。
「うん。着替えておいで」
私は自分の部屋だった場所に入った。
クローゼットにベットに机と本棚。
変わってない...本当に。
中也お兄ちゃんが何かしてくれたんだろうな…変わらないように。
クローゼットを開けると私の持っている服と下に私が用意したプレゼントがあった。
私は服を着替えてプレゼントを片手に部屋を飛び出した。
『お兄ちゃん!』
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yukinoyado(プロフ) - 夜叉夜叉さん» ありがとうございます。約束のネバーランド!!今、友達に漫画を貸してもらっているので読みしだい考えさせて頂きます! (2019年2月4日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜叉(プロフ) - リメイク楽しみにしてます。次回作なんですが、約束のネバーランドの兄妹ものはどうでしょうか? (2019年2月3日 22時) (レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 飛鳥さん» コメントありがとうございます。いえいえ...そんな事ありませんよ!私もこんな高い順位取ったの初めてです!! (2018年8月29日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 真面目ですねぇ〜…。私は50位取れればいいくらいですよ…! (2018年8月29日 10時) (レス) id: 4fa29f4293 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - yukinoyadoさん» 返信ありがとうございますm(__)mはい(*^^*)絶対、見ます(*^▽^*) (2018年8月11日 0時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年6月2日 21時