The Shade Japan ～我らの挑戦～ second【イナオリ】【シェイドジャパン】 (ページ19)

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責任者と理解者の雑談(紺堂日暮&氷野雪姫) ページ19

日暮side

「わかってたよ…紫月をスカウトしたときからわかってたけどさぁ……」

情けない声が、僕の口から流れ出る。

雪姫「分かっていてスカウトしたあなたの責任じゃない？それに紫月は嘘をついてる。」

「はぁ……」

雪姫「今回のスパイ…いや人狼は、柳原空乃、月下院紫月あの二人放置をすればまた同じことが繰り返される。」

「うん……わかってるよ、わかってるけどさぁ……」

雪姫「分かっているけど何？」

「あの監督の考えることなんて、わかるわけないだろう？

さぁて……どうしようかなぁ……」

雪姫「合宿なんてどう。」

「合宿かい？」

雪姫「あの監督でも癖はあるわ。それが分かれば考えることが分かる。」

暗黒の笑みを浮かべて

雪姫「危険な方法がいいなら言うけど？」

「……考えとくよ。ありがとう、雪姫」

合宿かぁ、と僕は呟く。

「やるなら、次の試合の辺りかな」

雪姫「意外とやる気なのね。てっきりやらないと思っていたけど…」

「まぁ、なにか手を打たなきゃいけないからさ。それに……

みんなが喜びそうだからね」

雪姫「それは、同じね。」