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イヌ科とネコ科はやっぱり仲悪いのね。 ページ17

普段からお互いのことを話さなかったせいでか、今さっきビルがこれからチームメイトになることが判明しました。
ほんでもってレゴシとビルは知り合いらしく、肉嫌いを知ってるところを見るとなかなかに親密な仲なようだ。


「なんだ、友達だったの。」

「いや、トモダチっつうか…アイツの肉嫌いで一度やり合った仲っつうか?」

「え、何。あのレゴシ君の傷、ビルがつけたの。」
「そんな引くなよ‼オレだってアイツにやられてんだからな⁉」
「見せなくていい!見せなくていい!」

仲良しなら情報源見っけとか思ってたのに。仲悪いんだったらしょうがない。


「ま、そういうことなら部活に慣れるまでオレが一緒にいてやってもいいけど?」

「いや、レゴシ君が逃げないように入部したのにビルといたら意味ないでしょ。」

「オレのが顔利くけど?」
「結構です。」


なんなんだ。やたらと一緒に居たがるな、コイツ。彼女とあの件で別れたって言ってたし、オンナに餓えてるのかな。
発 情ネコには近づかないようにしよ。

「あ、おい!なんで今離れたんだよ‼」
「もう部活の時間なので。」

「同じ部活なんだから一緒に行けばいいじゃねえかよ!」
「やだ。」
「なんでだよ!」


ビルが部活のチーム分けや活動内容について部長より丁寧に説明してくれてるのを聞きながら歩く。
嫌だって言ってるのについてくるビルに若干うざったく思いながらも一緒に部室へ向かっていると、後ろから大きな角が追い越して私たちを振り向いた。

「お、ルイ先輩!こんちわっす。」
食堂でのことが気まずいが私もビルに続いて挨拶をする。

「…肉食ではないとすまし顔をしたかと思ったら、今度はこの肉に餓えたオオネコとつるむとは君はつくづく理解不能な奴だな。」


その言葉にビルがなんだって?と軽く睨む。
俯いた私に気づいたのか、気にすんなと声をかけくれるコイツはやっぱりレゴシ君とは違うけど同じよく別な存在なんだと感じる。

「本当に食えない獣だよなあ、先輩も。あの発言が次期ビースターかよって。」

「…ルイさんも演劇部なの?」

「え?あ、ああ。でも気にすんな、何か言われたらオレん話聞いてやるから。」
「ありがと。」


「Aちゃん?」

その声に振り返る。するとそこにはレゴシ君がいた。今まで声かけても逃げてたのに彼から声を掛けてくるなんて。

「何でビルと「ああ、オレら親友だから。な、A?」
「ちょ、何勝手に…!」

レゴシ君が一瞬牙をむいた気がした。

〇きのからのお知らせ→←私は断じて、オオカミ君のサセンではありません。



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桜庭 - 続きはどうなりますか...! (8月3日 0時) (レス) @page23 id: b68e6ffcf4 (このIDを非表示/違反報告)
tsukishi773(プロフ) - くっ続きが見たいぃ" (2022年11月7日 9時) (レス) @page23 id: e89636a396 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ - レゴシとの絡みに拝むばかりです… (2021年12月19日 2時) (レス) id: c7f724abcf (このIDを非表示/違反報告)
七瀬臨也(プロフ) - とても素敵な作品で続きが気になります( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ ) (2021年12月3日 1時) (レス) @page23 id: a0135bf0ac (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2021年11月7日 17時) (レス) @page23 id: 67d2f217ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きの | 作成日時:2020年3月23日 10時

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