【d!】博愛主義者にゃ、一夫多妻が丁度いい

嫁たちへの愛が6 ページ8

シャオロンside




「シャ──ロ─!

──きーて!」



ふわふわとした感覚の中

大好きな声が

誰よりも愛おしい声が

聞こえた気がした



sha「ん...」




あぁ、そうや

俺が一生愛すると決めた

Aの声や

大好きなAの声に

吸い寄せられる様に

少し目を開けると





貴「朝だよー??」


sha「んぇ?...A、?」




ヤバいわ俺

大好きすぎて

幻覚まで見え始めたわ

にしてもリアルやな...




貴「うん、おはよシャオロン」


sha「...A!?!?／／／」





完全に目が覚め、目の前にいるのが

本物のAだと気づいた瞬間

先程まで思考の中で

『大好き』だとか『愛おしい』だとか

乱用していた自分が恥ずかしくなり始めた




ゴンｯｯ!!!




急いで距離を取ろと

毛布を掴んだまま

ベッドの端によると

壁に勢い良く頭をぶつけた

しかし今は痛みより

恥ずかしさの方が勝っていた





sha「ななｯ、何でAが居るんや!

ちゃｯ、ちゃんとノックしてから

入れって言うたやん!!／／／」




訳:起きていきなり

大好きなAが居ると

驚くからちゃんとノックして欲しい




貴「したよ?ノック」


sha「俺はｯ、聞いてへんもん!!／／／」





訳:大好きなAに

だらしない寝顔を見られたくない





貴「そりゃ寝てたからね

まぁうん、朝ご飯だから

着替えたら下に降りてきてね」


sha「分かっとるから

はよ出てって!!!／／／」




訳:今、部屋が少し散らかっているから

大好きなAにしっかりしてないと

思われたくない




バタンとドアが閉まり

Aが出ていく





見事に自分の思いを言えていない

事にハｯ!!と気づき

このツンデレ(?)を治さないけん

と悩む俺だった


.

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