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??「ねぇ、待って!痛いから!」




その声にはっとなり、足を止める。
数十メートルくらい走っていたらしい。



『..........ごめん』



手を離し、女の腕を見るとくっきりと手形が残っていた。
そんなに強く握っていたのかと自分でも驚く。



??「あ、ご、ごめんなさい。でも助けてくれてありがとうございます。あなたのおかげで助かりました」




少し微笑んでぺこっとお辞儀した後、女は棒を頼りにどこかへ歩いていく。


走ってきたせいでここがどこか分からないんじゃないか?



辺りはオレンジ色に染っていて、もうすぐ日が暮れることを報せていた。




『......おい、お前家どこだ』



??「え?えっと...ごめんなさい、知らない人には教えられないです」



『もう暗くなるから送ってってやるっつー意味だよ!分かれよ!』



??「あ、でも...」



女が急におどおどし始めたと思ったら



??「ごめんなさい!!」



と言いどこかへ走っていった。



『おい...!』



俺も追いかけようと走り出した時、女は何も無いところで見事に転んだ。



??「いたっ」



『何してんだお前は』

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もも - 好きです (2021年2月18日 16時) (レス) id: 7623a242cf (このIDを非表示/違反報告)
愛央(プロフ) - コメント失礼します!もう素晴らしすぎて吐血しそうです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年2月13日 17時) (レス) id: 186eb2f569 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなちん | 作成日時:2021年1月21日 0時

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