いや、私の関西弁とちゃう。 (ページ9)

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困った。

この一言につきる。

倫と仲ええんは1年の時同じクラスやったからやしな…

そもそも、そんなバレー部興味ないんやけどなぁ…。

「侑、俺が三井に頼んだんだよ、」

倫がフォローに入ったがそれも気に入らないらしい。

「せやったら侑くんも来て食べてみぃ！

八重のご飯はホンマにやばいから！」

やばいって言い方何か嫌なんやけど、

心の呟きは拾われる事なく、宮くんも一緒に屋上に行く事になった。

屋上について、一応レジャーシートをひく。

持ってきとった重箱みたいなお弁当を広げて紙皿と割り箸をまわす。

宮くんの分は用意してへんから、自分の箸で

と紙皿だけ渡して3人でパチンと手を合わせた。

「「「いただきます！」」」

モリモリ食べ始める2人を横目に宮くんも密かにいただきます、と呟いて自分のお弁当を食べ始めた。

「あ～美味しい…。ひっさびさの三井の唐揚げ」

「春休み挟んだしなぁ～！」

三井の唐揚げって何かお店の名前みたいやなぁと思いつつ、

箸を止めとる宮くんに声かけた。

「宮くんもよかったら食べてや～

唐揚げは結構評判ええで自信作や！」

唐揚げが入ったお弁当を差し出すと箸で1つ掴んで口の中に彫り込んだ。