あとがき ページ17
.
人という生き物は、いつか必ず死が訪れます。
でもそのときがいつ訪れるかは、誰にも分かりません。
80歳のときかもしれない。
42歳のときかもしれない。
もしかしたら、明日かもしれない。
5分後かもしれない。
私たちに明日がくるという保証はどこにもありません。
.
わたしが中学の頃、後輩がひとり、亡くなりました。
その子のプライバシーもありますし、詳しくは書きません。こういう話が苦手な方は飛ばしてください。
その子とは、あまり関わったことはありませんでした。
挨拶して、ひとことふたこと喋ったことがあっただけ。
持病が悪化したらしく、学校にこなくなってから約1ヶ月後くらいだったと思います。
連絡で、その子が亡くなったと回ってきました。
何も言えませんでした。
この前まで一緒に学校にいたのに、この前まで挨拶はしていたのに。
お通夜でその子の顔を見たとき、この子は死ぬとき、何を思っていたんだろう。と強く胸に衝撃を受けたことを覚えています。
まだわたしより若い子が、何を思って死んだのだろう。
すごく悲しかったです。もっといっぱいお喋りしたかったな、もっと一緒に色んな活動したかったな……、と涙が止まりませんでした。
今でもふとした瞬間にその子を思い出します。これからも、忘れることはないと思います。
.
もしかしたら、あなたの隣にいる大切な家族や、友達は、明日いなくなってしまうかもしれません。
いなくなってからでは、遅いです。
「ありがとう」って伝えたくても、「大好き」って伝えたくても、
出来ません。
簡単に「死ねばいいのに」とか言って欲しくないなとわたしは思います。
日頃から、相手に感謝を伝え、いつ死んでも後悔ないように、努力してほしいと思います。わたしも、しようと思います。
暗い話になって本当にすみません。
だけど、この短編集を書くときから、このことを伝えたいなとは思っていたので、書かせていただきました。
気分を害された方はすみません。
でも、頭の隅に、少しでもいいので置いておいて欲しいです。
明日がくるなんて、当たり前じゃない。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました(( _ _ ))
実を言うと、予定ではもう2.3話書く予定だったのですが…時間の都合上、またわたし自身の都合上、これにて完結とさせていただきます。すみませんm(_ _)m
また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています**°.
彼方
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←5
75人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BERU - すごく感動しました。私は大切な人を失うという感覚はわかりません。もし大切な人を失ったら私はその時何を思うんでしょう(><)でも大切な人は失いたく無いです。これからも大切に毎日毎日生きていきたいと思います。 (2018年7月8日 20時) (レス) id: b33c82a94e (このIDを非表示/違反報告)
柴崎 彼方(プロフ) - ive kanadaさん» コメントありがとうございます。読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m (2018年5月7日 0時) (レス) id: a8ce4c24a2 (このIDを非表示/違反報告)
ive kanada - 切ないですね。実は私も、昨年の夏に大好きな彼を失いました。辛いですよね。次の作品も頑張ってください。 (2018年4月29日 21時) (レス) id: d2d4448e52 (このIDを非表示/違反報告)
柴崎 彼方(プロフ) - 無気力零架さん» コメントありがとうございます!そうなんですか…(><) (2017年4月3日 0時) (レス) id: a8ce4c24a2 (このIDを非表示/違反報告)
柴崎 彼方(プロフ) - 雷斗さん» 嬉しいコメントありがとうございます(*^_^*)頑張っていきたいとおもいます! (2017年4月3日 0時) (レス) id: a8ce4c24a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彼方 | 作成日時:2015年3月26日 22時