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次の日、タソガレドキが攻めてくるのを今か、今かと待ち続けていた。
すると向こうから、ドォン!!と大砲が放たれた。
三木ヱ門は
「届かない!」
と自信満々に行ったが、砲弾は草むらの上を跳ねて、更にスピードをつけてこちらに迫ってくる。
次々と打ち込まれる砲弾は園田村の建物をあちこちを壊していく。
先ほどより玉が多くなり、あらかじめ避難用に掘っておいた穴や大きな岩の後ろに、みんな避難する。
あの威力に砲弾の数が比例し、穴の中にも玉が入ってくる始末だ。
民家の壁に砲弾がのめり込んだところで、攻撃が終了した。
だが、その民家の壁にのめり込んだ砲弾が落ち、穴に入っていた孫兵の頭上に来る。
文次郎が華麗にその砲弾を上に上げた。
「危ないっ!」
そしてその砲弾は長次の頭の上へ。
「ぼそ…」
長次がトスのように放った砲弾を、
「いけどーん!…アタッ…」
小平太がいけどんアタックしようとしたが、何しろあれは鉄の塊。
幾ら暴君七松小平太でも鉄には勝てなかったらしい。
高くジャンプしたが、手を押さえてそのまま穴に逆戻りしていった。
だがこれだけでは終わらない。
「もう出ていいか?まだ待つべきか?」
と悩んでいる雷蔵の上に、小平太が打ちそこねた砲弾が頭の上に降ってきた。
雷蔵を溺愛している三郎は思わずその変装が取れてしまう寸まで驚き、雷蔵を引っ張って、保健委員のいるお堂へ走った。
その後ろに、怪我をしたとは思えないくらい元気な声を出して、小平太がお堂へ向かった。
「…それはさておき。」
「置くんですね…」
照星に、土井のツッコミが入る。
照星と、虎若の父はあの跳ねる砲弾、跳弾をどうにかして止めなければならないといった。
照星は砲弾をはねさせないためにはどうしたらいい。と虎若に聞く。
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ねう。(プロフ) - とっても面白かったです!一気読みさせてもらいました。主様また占ツクに戻ってくることがありましたら…更新いつまでも待ってます! (2022年12月18日 1時) (レス) @page8 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 凜さん» 返事が遅くなりすみません!読んでいただいてありがとうございます!最近は更新がものすごくスローでして…このようなものであれば、読んでいただけると幸いです。 (2017年8月18日 22時) (レス) id: 1626c1b1aa (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - 全部見させていただきました!続き楽しみです!頑張ってください! (2017年8月10日 4時) (レス) id: b0ea0966a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち(プロフ) - 奏多さん» はい!楽しみにしてます! これから夢主と伊作くんがどんな風になるか期待・・・♪(( これからもファンとして読ませていただきます! (2017年7月18日 22時) (レス) id: 9ac6925e6d (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - 桜もちさん» ありがとうございます!前作から読んで頂いて嬉しいです!6は制覇しよう、と意気込んでおります!更新が最近はまばらですが、見ていてくれたら嬉しいです! (2017年7月18日 22時) (レス) id: 1626c1b1aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏多 | 作成日時:2017年7月15日 13時