ドS＋真っ黒＝一期一振【刀剣乱舞】

まさかの落ち(一期side) ページ8

朝の弱い主を起こしに向かう

部屋に行けば案の定

爆睡だ。

ゆさゆさと体を揺らし

主、と声をかける

が

貴「……」

起きない

殴るか←

お腹めがけて殴ろうと拳をあげると

貴「ん……いち……ご……？」

タイミングよく主が起きた

ﾁｯ……。

一期「主、起きてください」

貴「……すぅ……」

あ、寝たフリした。

一期「主、殴られたいのですか？」

貴「ﾋﾞｸｯ」

こう言えばいつもなら、飛び上がる

はずなのだが……

貴「……す、すぅ……」

寝たふりを続ける

なにがしたいのだろうか

一期「主」

貴「主は寝てます。起きません。」

一期「いや、起きろよ」

貴「おーきーまーせーん。」

一期「主」

貴「……」

一期「主」

貴「……」


これでは切りがない

それになぜこんなに不機嫌そうな態度なのだ

名前を何度呼んでも……

名前……。

嗚呼、そういう事か。

一期「A」

そう呼べば、モゾモゾと布団から出てきた

貴「……おはよ……。」

名前を呼んで欲しかったのか…

なんだ、この可愛い生物。

少しだけ意地悪を言ってみたくなり

一期「そんなに私に名前を呼ばれるのは嬉しいのですか？」

なんて言えばきっと

そんな訳ないと顔を赤くしてそっぽを向くのだろう

しかしその期待をいい意味でこの主は裏切ってくれた

貴「わ、悪い……？別にいいでしょ。嬉しくなったって……//」

え、めっちゃ素直。

あれいつもの主はどこへ……？

貴「あの……朝餉まで時間……ある？」

一期「え、ああ……まだ余裕はありますぞ」

貴「えっと……甘えてもいいですか……？」

一期「ふぁっ！？」

おっと、私としたことが

驚きのあまり変な声を出してしまいました。

一期「私は一体どうすれば……」

貴「……ぎゅって……して……」

そうはっきり言われるとこちらまで照れてしまう

腕を広げれば遠慮がちにぎゅっと抱きついてきた

貴「…一期……」

主の手が私の頬へと伸ばされ








ムニュっ

一期「へ……？」

ほっぺたを摘まれた。

貴「へへっ……驚いた？？」

ﾀﾞﾝｯ

天井の板が落ちてきて

白いものが現れた

鶴丸「ドッキリ大成功ってやつだな」

一期「つまり……私で遊んでいた……と？」

貴「あ、これ早く逃げないとやばい状況だ。」

そういい、私の腕から抜け出そうとするのでガッチリと腰を掴む

気がつけば鶴丸殿は既にいなかった。

一期「さて、主。」

貴「……はい。」

涙目でこちらを見上げる主。

一期「お覚悟」

こういう事件ってあるあるだよね。→←お礼(ただ作者が話しているだけ。)

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