ドS＋真っ黒＝一期一振【刀剣乱舞】

眠れない。 ページ19

…………

ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

貴「ﾋﾞｸｯ」

……

貴「なんだ……風の音か……」

怪談大会終盤

青江のした話が怖すぎて眠れない

怖くて眠れないので一緒にいてくださいと誰かに言うのは恥ずかしいが

明日は大事な仕事がある

眠らなくてはいけないのだ

だから、アイツのところへ行こう。








・




一期「嫌です。自分の部屋へお戻り下さい」

な、なんだと……！？

一緒にいてくれるだろうと信じて

コイツのとこまできたのに……！！

暗くて怖い廊下を頑張って歩いてここまで来たのに！！

またあの道を戻れと！？

貴「……うぅ……」

なぜダメなんだろ

一期「弟達を泣かせた罰ですな」

貴「……心を読んだ？」

一期「さぁ？」

てか、罰ならさっき受けたじゃん！岩融と明石からも受けたよ！？思い出すだけで恐ろしいことされたよ！？ねぇ！？

一期「あんな生ぬるいことが罰なわけないじゃないですか。とにかく部屋にもどれ」

貴「一期のアホ……一期はきっと一緒にいてくれるだろうと信じていたのにぃ……！」

もう何があってもコイツのとこには行かない。

貴「部屋に戻るし。もういいもん。頼らないし。」

一期「……」

思いっきし襖をしめてやりたかったが

夜中なのでそっと襖をしめた。

大きな音出したらみんな起きちゃうもんね






・

怖い

暗くて長い廊下を歩く

自分の部屋ってこんなに遠かったか？なんて思ってしまう

いつもならもっと早くつくはずなのに

歩いても歩いても自分の部屋へ辿り着かない

貴「怖い……」

ﾋｭｩ

貴「ｯ……!!!」

風が吹く音も誰かの声に聞こえる

貴「もうヤダ……」

その場に座り込んでしまう

俯くと、涙が出てきた

ﾄ……ﾄ……ﾄ

誰かの足音がこちらへ向かってくるのが聞こえた

でもこんな時間に起きてるやつなんて普通いない

ﾄ……ﾄ……ﾄ……ﾄ

足音がどんどん大きなり

私の後ろで足音が止んだ

今誰かが私の後ろにいる

怖くて後ろを振り向けない

ギュッと目を瞑る

すると肩に

トンっと

誰かの手が置かれた

貴「ッ〜〜〜！！！！」

もうダメだ

殺されるかもしれない

涙がポロポロとこぼれる

そんな私の様子を見て

後ろにいた者は戸惑いながら私に声をかけた

？？「あ……主……なぜ泣いているのですか？」

その声は聞き覚えのある声だった

貴「……え……？」

後ろを向けばそこには────

暖かい温もり→←季節外れだが怪談をしよう(まどマ〇のネタがあります)

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