とても痛い一日の始まり ページ2
ドスッと
腹に大きな衝撃が走り目を覚ます
目の前には
綺麗な蜂蜜色の瞳の持ち主が
ニコリと笑って
「朝ですぞ」
と言う
朝だから私を起こしにきたのはわかる。
ではなぜ、そのギュッと握った拳が私も腹の上に落とされているのだろうか。しかもグリグリ押し付けてくる。痛い。
貴「…………」
一期「……もう1発行くか」
貴「まて。なにがもう1発だ」
一期「いえ、主がまだ完全に目覚めておられなかったのでもう1度殴って起こそうかと。」
コイツはっきりいいよったぞ！！
やっぱ私のこと殴ったんじゃん！！！！
貴「あの、殴る必要ってありますか？」
一期「ありませんな」
貴「ならもう少し優しく起こしてくださると助かるのですが。」
一期「なぜ優しく起こす必要が？」
貴「必要あるわ！！！主の腹殴って起こす刀なんていねぇよ！！」
一期「まぁそんなことどうでもいいのです」
貴「スルーしやがった！！！」
一期「私は貴方に用があってきたのです」
貴「あ、別に起こしに来た訳じゃないんだ」
ならなんだろう
一期「貴方が、昨日鶴丸殿と作った落とし穴……」
貴「あ、やべ。」
昨日鶴丸と「一期一振を落とし穴の罠にはめよう」作戦をして
見事にひっかかったのだ。
しかし、穴の中から溢れる
怒りと真っ黒なオーラを察知し私と鶴丸は脱兎のごとく逃げたのだ。
あの時の逃げる早さは博多くんの起動を上回ってたに違いない
そんなことを一晩寝たら忘れるなんて……。
一期「貴方のおかげで私少し怪我をしまして、しかしこんなことで手入れ部屋にいくのもなんですからわざわざ主の元に訪ねたのです。」
貴「あ、はい。すいませんでした。」
一期「霊力補給……してくださいますよね？」
貴「じゃ、怪我したとこ出して。」
一期「体液摂取で。」
何言ってんだこいつ
貴「断る」
一期「やれ」
貴「……っ……やだ」
睨まれすごい怖かったがちゃんと嫌だと言った。
私えらい！！
一期「ﾁｯ……」
舌打ちをし、諦めたかと思えば
視界がくるっと反転し
背中に軽い衝撃
どうやら押し倒されたようだ
これはかなり危険。
一期の顔がどんどん近づく
抵抗しようとしたが両腕はいともたやすく
一期の片腕により、頭の上に縛り付けられる
ギュッと目を瞑れば
クスッと笑う声がして
唇に暖かいなにかがあたる感触がした
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奏 - 腹黒い一兄やばい… (2021年3月22日 3時) (
レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
えっちゃん@オルタ(プロフ) - コメ失礼します。とても面白かったです…。ドSいち兄やばいです…こふっ(吐血)私もFateシリーズ好きなんで、もういち兄があの神曲歌うとかやばいです…。大変なイケヴォですよねきっと。OPがいち兄に塗り潰されてきました…。 (2017年9月30日 1時) (レス) id: 2144d1b26e (このIDを非表示/違反報告)
阿弥 - ドSいちにいしんどい。 (2017年4月26日 16時) (レス) id: d594d12123 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - どろどろさん» コメントありがとうございます！！修正させていただきました。本当にありがとうございます！！！ (2017年1月27日 20時) (レス) id: 270f0a0137 (このIDを非表示/違反報告)
どろどろ(プロフ) - コメント失礼します。ドス黒い一期最高ですね！たまらんです！カラオケに行くシーンで歌っている描写がありますが、歌詞の一部なら構わないと思うのですが主人公が歌っているところは危ないかもしれません。作品に歌詞を載せるのは駄目だった気がします...。 (2017年1月26日 22時) (レス) id: 21fb634745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2015年9月13日 22時
