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妙な空気と再開し、多分1時間たった。
(実際は1、2分)

司くんは特に顔を赤くするわけでもなく俯いている。
いや、彼は別に私のことを恋愛として好きだなんて言っていないのだ。
悲しいことに、彼は私のことをお姉さまとして好きだと言いたいのだ。


「司くん」

「っ、はい」

「飲み終わったし帰ろうかぁ」


何かを言いたそうな司くんを見て見ぬふりして私は席を立つ。
今は彼と会話をしたくないので伝票を持ってそそくさとレジへ行き会計を済まし外に出た。

外に出ると冷たい空気が頬を掠めた。


「お姉さま!!」

「今日は私の奢りね」

「でも」

「ライブに誘ってくれたから」


嬉しかったよ、と言えば彼は納得いかなそうにううんと唸ったあと紳士たるもの…とぶつぶつ言い始めた。面白い。


「ライブで必ず見つけてね」

「はい、お姉さまの命とあらば必ずこの朱桜司が見つけてみせましょう!」


さっきとは打って変わった空気になった。
さよなら妙な空気!!
おいでませ何かわからないけど素敵な空気!!

今日は月が綺麗だ!!


「司くん上見て




____月が綺麗だよ」



今日は十五夜って誰か言ってたよ



「お姉さま…?

あぁ、素敵な月ですね」


司くんは上を見上げて笑った。
彼がどう思ってそう言ったのかはわからない。
けどそれでもいいのだ。


今はこの距離が丁度いいのだ。

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美駒(プロフ) - ひかりんさん» 本当ですか!キュンキュンできる作品がかければと思っていたのでとても嬉しいです、励みになります!ありがとうございます〜!! (2017年11月29日 0時) (レス) id: 46e50315c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひかりん(プロフ) - ああもう凄くキュンキュンします!この小説読んでかさくんすきになりました!!これからも頑張って下さい!!! (2017年11月24日 23時) (レス) id: 059c997438 (このIDを非表示/違反報告)
美駒(プロフ) - わしゃもさん» 本当ですか! そう言ってもらえると頑張れます、ありがとうございます〜!! (2017年11月18日 14時) (レス) id: 46e50315c1 (このIDを非表示/違反報告)
わしゃも(プロフ) - すっごい面白かったです!続きが気になります~更新頑張って下さい!応援しています! (2017年11月18日 0時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美駒 | 作成日時:2017年9月25日 20時

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