いのち短し【朱桜司】

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｢珈琲でいい?｣

｢カフェオレがいいです｣

｢最近珍しいね…?｣

突然の司くん来訪、そしてOPENしたばかりの店をCLOSEの札に変えた。
そして司くんは最近カフェオレが好きらしい…?
疑問に思いつつ2つカフェオレを入れる。


｢どうぞ｣

｢Thank you｣

｢…｣


暫く二人で無言でカフェオレを飲んだ。
なんなんだろう、本当にどうしたらいいのかわからない。


｢司くん｣

｢はい?｣

｢なんか用事があったんじゃないの?｣

｢いえ、別に｣

｢ふーん…｣


なんだ、なんなんだ!?
会いたいと思っていた相手が目の前にいるが一言も喋らないでカフェオレを飲んでいる。
なんとも奇妙な光景である。


｢Aお姉さま｣

｢はいっ!｣

｢結婚しましょうか｣

｢はいっ!


…ん?｣



｢ごめん、もう1回言ってもらっても…?｣

｢ですからAお姉さま


私たち結婚しましょうか｣

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