【リボーン】 捕らわれの姫君

episode17 ページ22

？「う"おぉおおぉおい!!テメェら、うるせぇぞぉ！」


フ「煩いのは作戦隊長の方ですー」


フランがしれっと言い放つ。


貴「すっ…凄く声が大きいんですね……」


Aは耳を押さえながら言った。


？「う"ぉい！紹介が遅れたなぁ！俺はS・スクアーロだぁ!!」


貴「は、初めまして……A・ファラエリス・ローズです……」


Aはスクアーロに気圧されながらも自己紹介をする。


ス「テメェ、見ねえ顔だが…ガキ共の仲間か？」


貴「ガキ共って…皆さんの事ですか？私は新入りで……」


＿＿スクアーロ＿＿＿＿


＿＿＿＿六人目の「騎士」……＿＿＿＿＿＿


Aは耳を押さえながら言う。


貴「よ、よろしくお願いしますね…」


Aは少し気圧されながらも微笑んだ。


フ「こんなロン毛なんてー。よろしくしなくていですよー」


ス「ぶぉおい！それはどういう事だぁあ！」


フ「そのまんまの意味ですよー。そんな事も分からないなんて流石はアホのロン毛たいちょー」


Aはそんなやり取りを見ながらクスクスと楽しそうに笑っている。


貴「賑やかで楽しいですね！……私…なんだか場違いな気がしますよ…」


Aは少し悲しそうに微笑んだ。


そのAの言葉に、沈黙が流れる。


貴「……あ！なんかすみません…気にしないで下さい！」


Aはそう言って微笑むと、立ち上がる。


貴「あ……私少し用があるので、もう行きますね！皆さん、楽しかったです、ありがとうございます」


Aは弱々しく微笑むと、その場を立ち去った。


Aは立ち去った後も……三人の間には暫く沈黙が流れていた……

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