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『.......どう甘えればいいのかとか、苦しいことをどう伝えばいいのかとか、分からなかった』









銀「苦しいなら苦しいって俺に言えばいい。甘えたければ俺に抱きつけばいい。




泣いてもいいさ、俺がお前の涙ぬぐってやるから」









『っ、うぅ、』






銀「我慢しなくていいんだよ、泣きたい時に泣け、」








優しく抱きしめてくれたその手は、誰よりも安心する







その手の優しさに頼るかのように私は今まで辛かった事、悲しかった事、全部全部涙に流した







銀時は何も言わず、ただ私をギュッと抱きしめたまだった







-------❁ ❁ ❁-------




『.......ありがと、落ち着いた』






銀「ん。」







『....離して?』







銀「だめ」









せっかく車を出してもらったので早く行きたいのだけれど、銀時が私を抱きしめて離してくれない









『.....行かなきゃでしょ、』








銀「わァったよ、ったくしょうがねぇな」






渋々回していた腕をほどいてくれ、立ち上がれたけど、抱きしめられていた温もりがないと寂しいというか、なんというか。









温もりを求めて私から銀時に手を繋いだ





銀「おやァ?Aちゃん積極的ィ」






『これくらい普通』








決して寂しいからなんて言ってはいけない。

コイツが調子に乗る。









沖「おやおや、仲がよろしい事で」


『ねぇ、その目やめて』






総悟が全部見透かしてるかのような目で手を繋いだ私達のことを見てくる







土「オイ、早く行くぞ」







『にひひっ。羨ましいんだよ、あれ絶対』






土「車乗せねぇぞ」
『泣くよ?』







土方さんを嘲笑いながら銀時も一緒に車に乗り込む








土「なんで万事屋も一緒なんだよ」






銀「Aの彼氏だから」




土「は、?」





『土方さん!タバコ!口から落とした今!』







銀「あれぇ?まさかとは思うけど大串くん、知らなかったのかなァ?」







沖「そういう事に土方さんは疎いですからねィ」








『いや疎いレベルじゃないでしょ土方さんは』








沖「ですねィ。で、目的地はどこなんですかィ」









『江戸川区春江町の大きな一本桜の前で』







-------❁ ❁ ❁-------



どうも神那です。




あのーじき6月なんですけど、お話の中は4月くらいがいいなぁって。



なのでお話の中で桜咲いてても変に思わないでくださいね。お願いします。

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神那(プロフ) - Twitter見てくださったんですね!ありがとうございます!!!よろしくお願いします! (2020年6月10日 21時) (レス) id: db729745f5 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄銀時(プロフ) - Twitterフォローしてくれていた事に今気づきました。フォローありがとうございます! (2020年6月10日 21時) (レス) id: 0a5e010bd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神那 | 作成日時:2020年5月30日 14時

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