苦しくても変わらない事 ページ14
ラギーが言った言葉の意味は、
マレウスの心の奥に刃のように突き刺さっていた。
【大切な人は死んでしまったら戻らない】
だからマレウスの父は、もう生き返ることは無い。
いくら誰かに復讐しようとも………帰ってこない。
それとAも、
もう父に会うことも、母に会うこともできない。
マレウス ｢……結局、僕も……Aも同じ……か｣
───────お祖母様にこの記憶をみせよう。
そして………いつか………
すべてのわだかまりが、消えてなくなるように
泉から記憶を取り出して、試験管の中へしまう。
学園長室にもどり、仲間たちに囲まれるAの姿を目に焼き付けた。
もし、学園長が見つけ出していなかったら
お祖母様が探し出すよう支持していなかったら
リリアが僕の怒りを鎮めていなかったら
この学園の仲間たちが彼を罵っていたなら
キングスカラーがAに執着していなかったなら
学園へ戻りたいという強い意志がなければ
どれか一つでもかければ、運命は変わっていた。
努力で人生は必ず報われる。
運などに頼るからいけないんだという者はいるが。
僕はそう思わない。
人生を彩っていくためには、努力も才能も、運も全てが関わりを持っていく。
これからはAの事を守っていかなくては。
これが、��小さな赤子��から大切な人々を奪った
ケイト ｢よーし！！それじゃあ、Aちゃんから色々聞いて、作戦立てしよう｣
監督生 ｢グリムも攫われちゃったんです。大切な友達だから、助けに行きたいし……｣
『オレも研究所にいた時……調べたいことが出来たので。早く行かないと、先輩達のことが心配です』
ルーク ｢何か気になることがあるのかい？｣
『……あ……勘違いかもしれませんが』
Aが嘆きの島について話そうとすると、トレイン先生が学生たちのことを鎮めた。
ジェイド ｢何か？｣
トレイン ｢はっきり言って、君たちを嘆きの島に行かせるわけにはいかない………危険すぎる｣
トレインがそう言うのは、教師として生徒たちを守るために行っていることなのだが、フロイドは嫌な顔をした。
フロイド ｢危険とかどうでもいいじゃん。仲間攫われてんのに何もしないわけ？｣
トレイン ｢学園長が共に攫われたはず。説得しているかもしれない。まずは、数日待ってから様子を伺うべきだ｣
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小鉄 - 私昨日から小説書かせていただいてるんですがきっかけが主さんなんです！ずっと憧れでしたまだまだ上手に書けていませんが主さんを励みに頑張ります！ (2022年12月10日 15時) (
レス) id: 15ea1c6ed3 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - 暇人さん» ありがとうございます😭 (2022年2月17日 23時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - やばい好きすぎる (2022年2月16日 16時) (レス) @page32 id: 56c105e887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金木犀 | 作成日時：2021年11月6日 16時
