先生、好きです。【そらる】

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透「ねえねえ、お昼作ってくれるってほんと？」





昼食が終わって昼休み




一歩先を歩く私についてきて、さっきからこればっかり聞いてくる





「ほんとほんと、嘘つくとことじゃないし」




透「やった！嬉しい！」





私が返事を返すたびにこんな感じ




もう無限ループ





ていうか、1人にしてほしいんだけど...





「ごめん透くん、私ちょっとトイレ行くから先行ってていいよ」




なんか前にも同じような事言った気がするけど




透「あ、うん分かった」





それでも透くんはすんなりと受け入れて先に行ってしまった






トイレは私の唯一の居場所みたいな感じでよく使うんだけど、最近は別の女の子たちが占領してることが多くてなかなか入れない





先に入れても、また別の女の子たちが来ることが多いから、悪口言われてたら嫌だっていうか...それに関してはもうさすがに慣れたけど





「はぁ....」





ため息をついてトイレの壁にもたれかかる





最近はそらる先生の存在がどんどん遠くなってる気がする





前までは、頑張れば少し触れるくらいのところにいたのに、今は走ってもなかなか触れられない




そりゃそらる先生の周りには可愛い子たちも、美人な大人の人も居るだろう




けど、そんな中私を選んで話してくれてたそらる先生、まあほぼ私が話しかけてただけなんだけどね





この恋、絶対叶う気しないなぁ





でも、ここで諦めたくなんかない





もっともっと、距離を縮めなきゃ





そらる先生に、好きになってもらわなきゃ

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