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丈一郎「やな(笑)もしかして、重岡の悩みってさ協力してくれって頼まれたこと?」
どうして丈一郎くんはこんなにも物分りがいいんでしょうか。
不思議です。
いや、私がわかりやすい感情を振りまいてるのか?
『うん。初めて頼まれた。』
丈一郎「どんなやつ?」
『部活の後輩。可愛くてね、ダンス部でも結構踊れる子』
名前は出さないけど、真依ちゃんのことについてザックリとしたことを話す。
丈一郎「うわ。後輩か。同級生より嫌なパターンきたな(笑)」
『でしょ(笑)しかも、バレンタイン、告白するんだって。』
丈一郎「マジか。で、重岡はどうすんの?」
そんなこと聞かれても困る。
だって、分からないから。
自分がどうすればいいのか。
だから相談してるのに。
『分かんない。』
丈一郎「もかして、また本命の癖に嘘ついて義理あげるつもりやろ?」
ウッ私、勇気ないからきっとそうなるんだろうな。
終わりは大体見えてる。
『そうなると思う。』
丈一郎「それじゃあかんで!!このままおったら取られてまうで!後輩ちゃんに」
そんかの分かってる。
焦ってるのに.........
『分かってるけど、何処かで余裕ぶっこいてる自分がいるんだよね。』
信じてる。
康二が実は私の事ずっと好きなんじゃないかって。
心の奥底で。
だから、真依ちゃんなんて振ってしまうだろうって。
丈一郎「結構アイツ断ってきてるしな。だけど、ガチでヤバイよ。この時期って一番彼女作りたい時期だよ?高2って。康二、作るかもしれんで?気持ちがなくても」
想像のつく話だった。
だって気持ちが無いくせに付き合うカップルっているじゃない?
『分かってるよ。私、康二に本命なんて言えない.......』
丈一郎「言っとくけど、康二は自分から動かへんで!ヘタレやから」
『ガチでおらんかもしれんよ?でも、告白はしたとないね』
丈一郎「やろ!やから、重岡が頑張らな康二も気づいてくれへん思うで?」
『だよね〜頑張らな!』
丈一郎「その意気!その意気!」
私が頑張ろうと決めたその時
「何で...........?」
その声の主の方に振り向くと
丈一郎「康二............」
そこには私の好きな人
康二がいた。
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きい(プロフ) - まひろさん» 大丈夫です!ありがとうございます!人気出して巻き返します!頑張ります! (2016年2月6日 22時) (レス) id: e7e740896e (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すいません!間違えて投票してしましました泣康二くん好きなのでこのお話楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (2016年2月6日 22時) (レス) id: 86d48e906f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2016年2月6日 18時