駆け抜けた青春～喜多崎高校男子バレー部物語～Second Season (ページ50)

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Volleyball 49 ページ50

岸side

今年は比較的に平和な大会だなって凄く感じる。

自分のチーム内だけだけど。

去年は俺と翔太先輩との事だったり、風磨の事だったり色々あった。

俺も直前に怪我をして凄く悔しい思いもした。

今年は優勝。

俺にとってはそれしか見えていない。

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櫻井「岸、お前第一志望埼玉大から筑波に変えたんだな。慶応とか進路も大きく変わってるけどどういうことだ？慶応は行けない事はないけど、少し厳しいんじゃ...........」

大会の少し前の個人懇談。
俺は担任の櫻井先生と話していた。

『分かってます。学力だけでは厳しい事だと。先生、志望校変えたのには理由があります。安定して教員もいいなと思いました。でもやっぱり俺、バレー選手になりたいんです。玉森選手みたいに輝きたい。進学コース行きながらこんな事を言うのは不幸だと思いますけど、スポーツで大学に行きたいんです』

教育学部のあるバレーが強い大学。

U-18に呼ばれたりするようになって、その想いが強くなってしまった。
レベルが高い所で高めあっていきたいと。

尊敬するべき選手は沢山いる。

でも、その人だって俺は超えてみたい。

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北斗「お前、大学バレーで行くんだろ？」

試合前に北斗に言われた。

『誰から聞いたんだよ』

北斗「櫻井先生。俺が懇談してる時に先生に岸はどうするんですか？って聞いたら教えてくれた」

『おい、マジで先生..........』

北斗「勝つぞ。将来かかってるんだろ？」

『おう』

北斗「俺、絶対撃つから。お前の夢と決意絶対にダメにしない」

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

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