駆け抜けた青春～喜多崎高校男子バレー部物語～Second Season (ページ18)

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Volleyball 17 ページ18

『え！？』

まっまずお兄ちゃん大学行くの！？

私、就職というかすぐバレー選手になると思ってたよ！？

紫耀「そんな驚いた顔せんといてや。前から考えててん」

『嘘でしょ』

紫耀「やっぱバレー選手になるにしてもやっぱ大学は出とかなアカンなって」

『そっか。ってか住むのは寮？』

紫耀「一緒に住もうと思って。A達と」

嬉しい、だけどそんなの..........

『幸恵さんが許すと思ってんの？お兄ちゃんやって覚えてるよね？去年の夏』

私は、去年の夏あの人に散々酷いことされたから。

でも、そのお陰で廉と仲良くなれたから別によかったんだけど。

紫耀「忘れるわけないやん。実は一週間前離婚が成立した。春高の時、病気でおらんとか言ったけど、ホンマは別居してて、離婚調停中やってん。もう、離婚成立したから心配せんでええ。今日、家おいで。お父さんもおるから」

よかった、よかった。
私

『ホントに行っていいの？』

紫耀「当たり前やん。たった1人の妹なんやから。離れてても俺ら家族やろ？あ、テレビ電話繋いでお母さんと晩御飯食べる！」

『お母さん仕事終わるかな～？』

紫耀「そんな忙しいん？」

『新しい化粧品の発表会だからどうだろ』

紫耀「ほぇ～それ俺も使える？」

『無理だから！チークなんか使わないでしょ？』

紫耀「え～使うよ！ほっぺたピンクに！」

『お笑いメイクとか言わないでよね』

紫耀「お笑いメイク！」

『マッキーで書いたげる！』

夜にお兄ちゃんにちゃんと相談しよ。

楽しみだな。