新･Bitter&Sweet【短編集】

帰る理由-河下楽- ページ21

楽「先輩、帰りましょう！」



そう言ってくるのは一個下の後輩で私の幼なじみの河下楽。



愛夢「ええなぁ〜先輩一緒に帰りましょう！やって！！ホンマ可愛ええ後輩やなぁ〜」


瑠依「ホンマ〜羨ましいわぁ〜かっこいいし河下くん！」



友達はそんな私と楽を見ていつもこの反応。




嫌だったけど、もう見慣れすぎて嫌という感情でさえ出なくなってしまった。



楽「そんなことないですよ〜」




最近はこの楽の猫被りに腹が立つんだよね〜



普段は思いっきりタメ口で人のことパシリに使う癖に。




『家近いから一緒に帰ってるだけやし。別に恋愛感情とか全くないから！ほら、楽帰るよ！』



楽「え〜愛夢先輩、瑠依先輩さよなら〜」




こうしてまたいつものように帰り道を歩く。





楽、大きくなったなぁ〜




それに、かっこよくなったし。





それに女子からめっちゃモテるらしいし。




最近、誰か振ったって聞いたわ。
誰かは忘れたけど。




楽「A、部活の引退いつやっけ？」



『あー来週にあるペアで出る県大で負けたら終わり。そしたら、もう一緒に帰れなくなるね』




自分で言って、自分で悲しくなる。




あーあ、自虐しちゃった。




引退したらもう、楽の傍には入れないから。




話せなくなっちゃうんだろうな。




楽「一緒に帰れる方法教えてあげる」



そう言うと楽の唇が私の唇に触れる






え？









嘘でしょ..............







非現実過ぎて放心状態になる。









楽「俺の彼女になれば一緒に帰れるでしょう？好きだよ、A。」





▽ ▽ ▽ ▽


萌甘様リクエスト。
どう書こうか迷ったんですけど、作者の歳なんですかね、年下しか思いつきませんでした！
設定は一応中学の部活の帰り道という設定です。




もう席が真ん中の一番前とか辛すぎる。
一昨日したんですけどね、作者ずっと後ろの席でこんなに前に来たの1年の終わり以来。
しょっちゅう内職とかしてたのに...........
メンバーはええんですけど、授業中に先生がすぐ当ててくるから苦痛ですね(笑)

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