お兄ちゃんが小さくなった３ ページ18
「A先生が轟くんにいつもしてくれてることをしてあげればいいんじゃないかな」
緑谷にそう言われ兄さんがいつもしてくれることを思い出す
＿＿＿＿脳内＿＿＿＿
兄さんは俺の唇を親指で撫でて顎を持ち上げられる
『焦凍、愛してるよ』
「にぃ、さ…」
そのまま顔が近付き唇がくっつ…
「轟くん！意識飛んでたよ！」
「緑谷、今いいところだ邪魔すんな」
「轟くん、いつもしてもらってることであって妄想じゃないからね」
「…。」
確信を突かれた
しょうがないので俺は隣にいる小さい兄さんを撫でる。すると俺に目線を向けてへにゃーと笑った
「轟くんっ！」
「轟くんっ、これは気絶をしている。早くリカバリーガールのもとへっ」
「いや、大丈夫だ…」
お昼を食べ終わり午後の授業を受ける
帰り際、相澤先生が轟君と何か話をしていたみたいだった。どうやらA先生は明日の朝には元の姿に戻っているらしい
寮に帰る少しの道、疲れ果てたのかA先生はスヤスヤと轟君に抱えられながら眠っている
「かわいいね」
「おう、…でも」
…でも。
轟君はそれ以上話さなかった
僕と飯田君は轟君の気持ちを察しながらA先生の頭を撫でる轟君をみる
「A、そろそろ寝るぞ」
『僕、眠くない』
夕方寝たせいで眠くないと言う兄さんだが俺が布団に入るとハッとした顔で急いで俺の布団に入ってくる
明日の朝にはもう大きくなってんのか
そう思うと寂しい気もする
「A、ずっとここに居たいか？」
「ずっと…？」
何か言ってやりたいと思いながらも俺が言えることなんて何もない
「僕は、僕はお兄ちゃんだから。
お母さんのことも、冬美も、弟たちも
僕が守ってあげなきゃ。」
「そうか」
額にキスを一つ
やっと俺の知ってる兄さんの目になった
子供でも芯はやっぱり変わってない
「ん…兄さん」
目を開けるといつものように俺が抱き枕になっている
ぎゅっと抱きしめ返すとさらに強く抱きしめられる
「やっぱ俺は、甘えるほうがいい…」
『そう？』
「っ！、起きてたのか」
『おはよう焦凍、今日の焦凍はどんな風に俺に甘えてくれんのかな』
そう、俺は
生まれたときからこの人に甘えて生きてきて
もう、兄さんがいないと俺は生きられない
「昨日、寂しかった…」
『昨日？』
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メロンパン - めちゃくちゃ面白かっです。続き楽しみにしてます。 (9月2日 13時) (
レス) id: 77fdb417b6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新再開したら、轟の兄さんが敵の個性で性転換しちゃった話を番外編で見たいな、何て… (7月3日 17時) (レス) id: da84770975 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 愛知県は名古屋城、えびせんの里です (6月10日 7時) (レス) @page2 id: a5183fd4ed (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - 全部読ませていただきました！デレデレ焦凍くん可愛かったです！轟兄さん5が楽しみです！無理せず頑張ってください！ (2023年1月4日 18時) (レス) @page38 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 面白すぎて何回も見直します！これで5回目です！これからも頑張ってください！更新まってます！！！！！ｷﾘ (2021年11月20日 9時) (レス) id: f19c2b6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年8月20日 21時
