【呪術廻戦】黙ってろモブ４-青天霹靂-【男主】

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初学校の初登校

小学一年生と言っても、４月の入学式から随分と時間がたっていて、周りもそれなりの塊ができ始めている中に急に入っていくというリスク

それに加えてAは同年の子供と比べ、随分と大人びているし初めての学校

コミュニケーション能力はないも同然だしはっきりって心配しかない。

別に、仲良くしろとか友達を作れとは思わない

Aが行きたくないと言ったら行かせるつもりもない








「A〜」








クラスでのAの様子を少し聞くついでも兼ねて、学校へ迎えに行くと廊下の先から担任に連れられた無表情に歩くA


声をかけてしゃがみ、腕を伸ばして待っているとこっちに気づいたAは珍しいことに走って僕の胸に飛び込んだ









「おかえり」

『…』








そのまま片腕で持ち上げ少し担任と話す

その間もAは僕の首に腕を回して肩に顔を埋めるだけで、担任との別れ際も挨拶も何もなしに微動だにしない


今まではこうして抱き上げても顔を上げて前を向くばかりだったのでこうして顔を隠す行為に不信感を抱いた





「A、帰ろっか」







学校を出て高専へ帰る

手の空いてる補助監督がいなかったため２人きりの帰り道









「今日何食べたい？Aが食べたいの食べよう」





こりゃ、明日は行かないな

まぁ、僕はいいんだけど




返事のないAの体が腕の中でしだいに小刻みに震え始め僕はギョッとして足を止めた








「A？」







耳を済ますとすすり泣くような小さな声

血の気の引いた僕は無理矢理だけどAを自分から剥がして地面に足を着かせしゃがんで正面から様子を伺う

ポロポロと流れるそれに眉間にシワがよった






「どうしたのAっ、」








想像もしていなかった急展開に頭も回らないしどうすればいいのかもわからない

嬉しいはずだ、これが涙以外の感情だったら








『さと、るっ』

「Aっ」








通学路の途中、泣いてるAを引き寄せて痛いほどに抱きしめる

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