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「ん、そうそう上手じゃん」





ある日突然高専にやってきた一人の男の子

特に何もしゃべらず、手元に広がるひらがな帳に丁寧に書き込む姿をただただ私は眺めた







「ちょっと僕これから任務でさ、Aのこと見ててくれない?」








と、よく預けられる

もちろん私が忙しい時には学長とか他の人に預けているらしいが

コミュニケーションを無理矢理取ろうとは思わない

喋りたくないならしゃべらなくてもいいと思うし、無理に笑えだの、怒れだの言うつもりもない





だけど意外だったのが、あの五条がこの子にご執心と言うこと

子供が特段好きなようには思えないし、どちらかといったらこの子の方が五条よりも精神年齢高いだろうに





パタンと本を閉じ、鉛筆を置いた


「飽きた?」

『全部おわった』

「うそ、この間買ってもらったばっかだよね?」





ぱらっとめくるとどうやら50音全ページ本当に終わったらしい






「覚えた?かける?」

『うん』

「じゃあさ、私の名前書いてみてよ」





そこらへんにあった白紙を手渡す

そのままの姿勢で止まったAに意地悪心が微笑んでしまった

私の名前知ってるかな?なんて、多分知らないだろう

そんなことを思ってると鉛筆を持ち始め文字を書き始める





『…はい』





そこには_いえいり しょうこ_と丁寧な字で書かれていてその瞬間きゅんっと私の胸がしまった

私の名前を覚えてた。しかもフルネームでだ







「可愛すぎか?」






この瞬間私はAに(はま)った

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りく(プロフ) - 要さん» 続編全裸待機で待ってますね(ボソ) (2021年2月17日 1時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りくさん» ァァァァッッッッ……アリガトウゴザイマス (2021年2月16日 14時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - ウッッッッッ……スキデス……トッテモスキデス (2021年2月16日 3時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 雪マカロンさん» まだ公開してないけどありがとうございます!!! (2021年2月16日 2時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年2月15日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月14日 20時

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