93 ページ33
『だから、なんの用だって』
「だからそれ食べながら言うってば」
『だからこれお前のじゃねーって』
「だから僕にも作ってってば!!!」
『うっざ…』
ヤダヤダヤダと床に後寝る悟を放って置き焼き終わったホットケーキを皿に移してラップをする
それを持って部屋を出ようとするとガッと足を捕まれ危うくコケそうになったがなんとか体制を維持
後ろを振り向くとテレビから出て来るあのホラー映画の幽霊のように床をすりながら俺の足首を右手で掴み放さない
『離せよ』
「僕には…?」
『無い』
「どこ持ってくの」
『棘のとこ』
「去年からずっと棘棘棘って!!!なんなの嫉妬させたいの!?もう嫉妬してるから!十分でしょ」
『…』
白い目を向けながら無理矢理足を悟から引っ張り上げそのまま部屋を出る
閉めたドアの向こうから喚き声がきこえるらしいが俺には聞こえない
「A」
『ん、ぉ。恵じゃん』
廊下を少し進んだところで後ろから呼び止められそちらを向くと、黒のパンツに白のTシャツのシンプルだけど外出用の私服に身を包んだ恵がいた
『どっか行くの?』
「ん、ちょっと気分転換に」
いってら。とそっと頭を撫でるとそれに合わせて目を瞑るもんだからまるで猫のようで撫で続けるとたまに薄く開く目に少し戸惑う
この間から恵が変に艶っぽく、色っぽくて少し困ってしまう
撫でる手を止めて恵から離すと名残惜しそうな顔をするので危うく引っ込めた手をまた差し出してしまうところだった
そのあと少し話して恵に『いってらっしゃい』と見送って棘の部屋へ向かう
1750人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミラ(プロフ) - 要さん» あまあまのあまが見たいです!!絶対ドロドロでしょ笑 真綿に包んでそっと大切に宝箱に仕舞い込んでそうな感じしません??ふふふふ (2021年1月17日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 要さん» あまあまのあまが見たいです!!絶対ドロドロでしょ笑 真綿に包んでそっと大切に宝箱に仕舞い込んでそうな感じしません??ふふふふ(^ ^) (2021年1月17日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - ミラさん» リクあじゃっす!!でも今でも結構ごじょせんあまあまのあまよ。もっとあまあまにしてってことかいな?ふふふふふ (2021年1月17日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - リクエストなのですが、夢主さんが女の子だったらバージョンも見てみたいです!絶対女の子なら五条先生ゲロ甘で距離感バグだろうな〜と思いまして笑笑 ご検討ください(o^^o) (2021年1月17日 20時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - mさん» あぁぁ、mさんありがとうございます。そう言ってもらえてすごく嬉しい…うぅぅ、心に沁みてゆくありがとうございます。 (2021年1月13日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:要 | 作成日時:2020年12月14日 18時