【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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『棘ー、入るよ』






２回ノックを３回繰り返しても返答はない

こりゃ寝てるなと、ドアを開けると小山のように盛り上がってる布団

手に持ってる物をテーブルに置いてからそっとベットに腰掛け丸い頭を撫でる









『おはよう』

「しゃ、け」









少し掠れた声で布団の中から顔を出した棘はまだ目を閉じてて返事だけ返す

頬を撫でると無意識にすり寄ってくる

その姿が妙にさっきのあいつと重なって、そっと唇を合わせた








起きてすぐだからか、拒否しない。それをいいことに俺は調子にのってどんどん深くしていく

棘の脳が覚める頃にはもうとろとろの目をこっちにむけて拒むどころかその気になって腕を伸ばす









『このままシてもいいんだけど今日ホットケーキ作ってきた。どうする？スる？食べる？』







とろん。とした目のままムクリと上半身を起こしたのでどうやら後者の方らしい

俺は立ち上がって食器の棚を探りフォークを取ってまだボーッと余韻に浸ってる棘にテーブルに置いたホットケーキとともに手渡す




するとやっと目が覚めたのか目を大きく開けてフォークでぶっ刺すと口いっぱいに入れてリスみたいにもぐもぐとわんぱくに食べ始め、その様子に声を出して笑ってしいまった









『昨日はごめん棘、また一緒に行こうね』

「じゃげっ」

『ゆっくり食べな逃げねぇから。あぁぼろぼろしてる。』

「ツナツナ」

『美味しい？そりゃよかった』

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