【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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昨日の謝罪をしてどうにかお許しを得た僕はAさんの手料理を頂いてた


そりゃもう、今まで食べてきた食べ物なんか比べ物にならないくらい美味しくて、永久保存したいくらいだった






今日はAさんが休みらしく、僕も休み(にした)なのでそのまま居座ることに。彼女の家のソファーに横に並んで映画を見る


映画の内容？そんなの知らないよ。こっちはもう心臓バックバクなんだから









だけどそれも、彼女の一言で一変する









『五条くん』

「なーに？」


『もう、終わりにしよう』








テレビの方を向いたまま、彼女の声がそう言った。

結構賑やかな映画だった。静かではなかったはずだ。だけどその途端何も聞こえなくなって同時に何を終わりにするのかわからないふりを脳が都合よく処理し始める









「何を？」

『わからない？』

「わからない。わかりたくない」

『じゃぁ言うね。五条くん。もう私を好きでいることを終わりにして』

「いやだ」









こちらに顔を向けた彼女はそれでも綺麗で、それを僕は好きだと思ってしまう


でも納得できない


今更なんで彼女はそんなことを言うのか、もしも彼女にそれを言わせてしまったのが昨日のせいなら僕は昨日の僕を呪うよ


でもきっとそうじゃない









「いやだ。なんで」

『もうあなたも私も若くないでしょ』

「意味わかんないよ」

『意味がわからないほど、あなたは子供じゃないわ』

「子供でいいよ。それなら子供のままでいい」






グッと彼女を自分の方に強引に引き寄せて顔を合わせる

頬を両手で固定して








「僕はずっと、ずっと待ってきたんだよ」

『待ったってどうにもならないこともあるわ』

「なんで、僕の何がダメなの？」









言ってよ、全部直すから


Aさんが欲しいものならなんだって与えるから








「好きになってよ」








少し震える唇を隠すように、見られないように

固定したAさんに近づけて

離れたくなくて、くっ付ける

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