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もしかして、嫌だったのではないか そんな考えがよぎる
tn『あーー……A？ 嫌やったんなら謝るけd 「違うの！！！」
今度は彼女が大きな声で言う
そして再び彼女は
「違うの…」
と、今度は小さく消え入りそうな声で言う
tn『じゃ、じゃあどうしたん…？珍しいやん…』
そう聞くと彼女は赤面したまま
「は、初めてこうやって手を握ってくれたから……その…嬉しくて……」
顔を赤らめながら言う彼女は愛らしくとても可愛らしい
なんという爆弾
こんなん狡いやろ あかんやろ
俺は溜息をつく
そして握る手とは逆の手で彼女の頬を撫で微笑みそっと唇をあわせると更に顔を赤らめた
いつもの凛とした雰囲気の彼女もいいがたまにはこんな彼女もええなぁ
youside
反対の手で私の頬を撫でた彼は優しく、しかしいつもと違う余裕そうな笑みを私に向けてきた
いつもヘタレなのに……狡いよ……
その表情に私の心臓はキュッとなった
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作者名：瀬名@要 | 作成日時：2020年2月22日 21時
