❀37話 ページ39
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鬼灯「さて、我々も行きますか。」
そう言うと席を立ち、お盆をもった
Aもそれに続くように立ち上がり、席を後にする
『いやぁ、満腹満腹。お腹いっぱいです。』
鬼灯「最後の餡蜜が余計だったのでは？」
『何を言うかと思えば…。デザートは別腹なんです。』
Aは呆れたような顔をしてみせた
鬼灯は"デザートは別腹"という女子の思考が理解できないとでも言いたげな表情で、小さく溜息をつく
鬼灯「Aさんの部屋がちょうど片付いた頃ですので、行ってみますか？」
『さっき開けようとした所ですよね？行きましょう！』
鬼灯はお香から贈られた家具を、秘密裏に獄卒たちに運搬させていた
そろそろ配置が終わった頃だろうと、Aに声をかける
『初日に部屋までいただいてしまって。』
鬼灯「居住者になったんですから、当然です。」
食堂から出ると、従業員の寮へと続く廊下へと足を進める
2人きりで歩く夜の廊下は、しんっと静まり返っていた
聴こえるのは2人の足音だけだ
『お香さんて綺麗でお優しい方ですよねぇ。』
鬼灯「そうですね、頼りになる方です。」
沈黙を断ち切るように話しかけるが、すぐまた静かになる
そしてお香の話題を無意識に出してしまう
鬼灯「Aさん。」
『はい、何でしょう？』
鬼灯は一瞬立ち止まり、振り返ってAを見る
鬼灯「先程も言いましたが､お香さんとは何もありませんよ｡」
『私は別に何とも。』
素っ気ない言い方になってしまうが、鬼灯とお香の関係性に兎や角口を挟む立場ではない
鬼灯「そうですか、やたらにお香さんの名前が出るので。」
『たまたまです、同性から見ても魅力的な方ですから。』
再び部屋へ向かって歩く2人は、どこかぎこちなさがあった
Aは自分のこの感情が何なのか、自問自答を繰り返す
鬼灯やお香が嫌いなわけでもないのに､変な態度を取る自分が情けなくも腹立たしくも感じた
『鬼灯さま、私ちょっとお手荒に。』
鬼灯「あぁ､どうぞ。そこの右手にあります。」
自分の気持ちを整理すべく、トイレへ入ることにした
モヤッとした気持ちのままで一緒に居たくなかったのだ
＿＿＿in トイレ
『あれ､先客かな？』
入ると、女子トイレには2つの影があった。
少し近付いてみると
グルッッ、と首がこちらを向く
「「あははははははははははは」」
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怖ｯ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
