❀28話 ページ30
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見上げてくるAに、鬼灯は少し眉を動かす
『鬼灯さま。』
Aは少し
『私、当分の間は此処に置いていただきたいのですが…』
鬼灯「構いませんよ。後で手続きの書類をお渡しします。」
鬼灯が少し早口になるが、Aは特に気にする事はない
此処に居て良いと許可が出たことに、安堵するのだった
暫し長い廊下を歩いていくと、何かが見えてくる
『あ、鬼灯さま。あれ何ですか？』
Aがそれを指差して尋ねた
もう少し近付いていくと、"従業員扉"の文字
鬼灯「寮は従業員専用ですので、扉を設置してあります。」
『なるほど。これなら法廷との仕切りになりますものね？』
従業員扉には、地獄への門で見た"目"の様なものが此方を見ていた
『この目？って門にもありましたよね？』
鬼灯「ありますね、監視カメラの様なものです。」
『意外とセキュリティもしっかりしてる…。』
感心しながら､鬼灯が開いた扉を通り中へと足を進めた
50メートル程先に、1つ扉が見える
あれが突き当たりなのだろうとAは思った
『ホオズキ？』
突き当たりの扉に描かれた絵に､声がこぼれた
鬼灯「……呼び方をひとつに絞っていただけると。」
突然、Aに呼び捨てにされ少し動揺しそうになった
何とか平静を見せる鬼灯に、
『あ！鬼灯さまの事ではなくて、あの絵のことです。』
鬼灯「私の部屋です。」
『まんまですね。』←
鬼灯の背にあるホオズキの模様と、同じのが扉に描かれている
部屋の前に付けられたライトの形もホオズキだ
鬼灯「部屋の位置が隣なので、何かあればいらしてください。その時は対応します。」
『ありがとうございます。凄く助かります♪』
L字の通路を右に曲がって歩いて行く
鬼灯は先程、獄卒に運搬作業を頼んだことを思い出していた
きっとまだ全部を運び込めてないだろうと
『どうかしましたか？』
眉間に皺を寄せて、まだ家具が外に出っ放しなのを想像した
鬼灯「いいえ、行きましょう。」
『はい。』
少し歩いて先を見ると、通路の左側に扉がある
その奥にはとてつもなく大きなドアがあり、T字路になっていた
『鬼灯さま、あの部屋は閻魔大王のですか？』
鬼灯「そうです。見るからに巨大ですよね。」
『寸法、私たちは小人サイズになりそう…！』
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
