❀20話 ページ22
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衆合地獄の花街に来てから、地獄を視察がてら食べ歩きをしていた
1軒目のスズメの丸焼きから、並んだ屋台を巡っている
今度は小籠包のような包焼きを食べ始めたA
『はふッ、はふっ。』
鬼灯「ちゃんと、ふぅふぅしてから食べなさい。」
お母さんかと思われる台詞を吐く鬼灯は、幼子のように食べているAに目をやった
『ひっこはへまふは？(1個食べますか？)』
鬼灯「……いえ､私は大丈夫です。」
熱々の包焼きに付けられたタレは、赤くスパイシーな匂いが漂っている
それに目配せをして逸らすと、何もなかったかのように歩く
『はぁぁ…、お腹いっぱい。ご馳走さまでした､鬼灯さま。』
3日ほど何も食べていないような食べっぷりを披露したA
鬼灯「満足したようで何よりです。」
『えぇ、とても美味しい物ばかりでした〜❀.*･ﾟ』
幸せそうに頬を緩ませるAに､周りからの目線が集まる
獄卒［なぁなぁ、あの子かわいくない？！］
獄卒［えっ思った！髪の毛なんかフワフワしてるし！］
獄卒［えーーー！俺結構タイプなんだけど。］
ザワザワし始める花街の男衆
だが、一瞬にしてその場は凍りつくことになった
獄卒［あ……あれ……、ほぉ、ほぉ……鬼灯様じゃ…］
獄卒［しかも睨まれてるよ俺たち。いっ、いこうぜ？］
獄卒［そりぁ……女のひとりやふたり居るだろ……。こえぇ…］
鬼灯がひと睨みしたことで、Aを見て舞い上がっていた獄卒はそそくさとその場を離れる
『それにしても、衆合地獄とは女性の方が皆お綺麗で。』
鬼灯「そうですね。そういう地獄ですから。」
衆合地獄は拷問する場とはまた別に、色街としても有名だ
それにつけても、容姿は多少なりとも良くなくてはならない
『鬼灯さまは、よく来るのですか？』
鬼灯「まぁ仕事では来る事もあります。プライベートでは、閻魔大王の飲みに誘われ続けて稀にですが。」
こんなに綺麗な人に囲まれたら、流石の鬼灯様もウハウハになるのでは？と思うAだった
花街の通りを歩いていると、少し先の方から
「鬼灯様〜。」
と、声があがった
「鬼灯様､今日は此方にいらっしゃる予定では…。」
綺麗な青色の髪に、蛇の帯を巻いた妖艶な女性がAの目を引く
鬼灯「どうも。急遽､秦広庁に用が出来まして。」
「そうでしたの。
…あら､そちらのお嬢さんは？」
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ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
