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「A〜最近、彼と会ってないの？」
『うん…忙しいみたい』
「そっか〜。
でも電話とかはしてるんでしょ？」
『うん、してる。』
「Aはどう思ってるの？」
今は迷わず答えられる。
『好き…だよ。
この前彼から付き合って欲しいって言われたんだけどね、私怖くて…
お母さんに捨てられて一人ぼっちだったから…また捨てられたらどうしようって。』
「でも好きなんでしょ？付き合わないで後悔するよりまずは向こうを信じた方がいいんじゃない？」
『そうだよね…。怖いけど、私はあの人と一緒にいたいの。』
「大丈夫だって。ちゃんと返事してきなよ。」
『うんっ…がんばる、ありがとう』
話していると
〜♪
大学の庭で鳴り響く着信音。
『あっ…マナーモードにするの忘れてた』
「電話でなよ？だれ？」
画面を見ると。
''勇太'' だった。
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作者名：伽奈 | 作成日時：2020年4月9日 2時
