第59話 ページ16
澤村side
谷地さんか気まずそうに、勇気を出して話してくれた夜月さんの事。噂を聞いていただけで、正直俺はどんな人なのか知らなかった。縁下から聞いた、2年の勉強会の出来事ぐらいしか。
谷「あ、あのすみません。大した事じゃなくて…」
澤「いや、そんな事はないさ。」
日向と影山のボールを弾いたというのは気になるところだけど
澤「よし、この話しはここまで。練習再開するぞ!」
全「「「「「…うぃーす。」」」」」
分かりやすい連中だな。気になって仕方ないんだろ。特に……あいつはな。
そういえば、
澤「スガは見たんだろ?夜月さん。」
菅「ん?あぁ、この間な。横顔しか見てねぇけど、その横顔が破壊力あったな〜」
東「へ〜俺も見てみたいなぁ。そんなに美人さんなのか?」
清「言葉を失うぐらいにね。雰囲気も素敵だったわ。」
澤・菅・東「「「((( 清水が言うかよ… )))」」」
東「けどなぁ…」
菅「なんというか…」
澤「あぁ…」
清「…」
俺たちは、知らなくていい事を聞いて
夜月さんの、踏み入れてはいけない領域に片足を突っ込んでしまったみたいだった。
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作者名:極東華梛魏 | 作成日時:2021年8月2日 20時