叶 え て や る よ 〈T.F〉７.

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「えっと、７人分？！違う！８人分だ！！」


今日は先週、太輔に言われた…メンバーのみなさんをご招待する日−。



仕事を終えた私は、前もって下準備をしていたものと合わせて、太輔の家であたふたと動き回っている。



「どうしようどうしようどうしよう！！」


こんな大人数分、作ったことなんてないし、そんなに料理が得意でもない！



「やばいやばいやばい！！！」


焦っても仕方ないんだけど、どうしても気持ちが焦る！！




「今、何時？！」

時計の針は、太輔たちが帰ってくるまであと１時間だと言うことを差している。



「あと、１時間あれば大丈夫かな？」



気持ちに余裕を持たせたくて、落ち着かせていた時。





ピンポン♪ピンポン♪




「…え？」





もう帰ってきたの？！





「は、はい」




インターフォン越しにやって来た人は…。






玉「こんばんは〜」

宮「宮田でーす」




…嘘でしょ？


玉ちゃんと宮っち？！！！






「い、今、開けます！！！」






あれ？！どうやって、オートロック解除したの？！





とりあえず、家のドアを開ける私。






「…お待たせしました」




ドアを開けたら、くらくらと眩暈がした。





ま、眩しい…！！！！！





玉「本物のAだ」

宮「Aさん！」

玉「お邪魔しまーす！」

「あ、は、はい」



キラキラと眩しい玉ちゃんと宮っち。




「た、太輔にすぐ連絡しますっ」




早く帰って来て！！！！



そう思って、慌てて携帯を手に取ったのに




玉「大丈夫」

宮「ん？」

玉「Aに会いに来たんだから」

「…な、るほどです」



いやいや、その前に…その、呼び捨て！！！




あの、 玉森 裕太 に！！！！
名前を呼ばれてるんですけど！！！！




宮「Aさん」

「は、はい！！！」

宮「ガヤさんには俺から連絡しますねっ！」

「す、すみませんっ」



あの、 宮田 俊哉 に！！！
名前を呼ばれているんですけど！！！！




ひゃぁあぁぁぁ〜。

もうどうしたらいいの！！！




玉「A〜」

「は、はい」

玉「ねぇねぇ」

「なんでしょうか…？」




じりじりと近付いてくる玉ちゃん。





玉「ガヤのこと好き？」

「…。」

玉「好き？」

「…す、きですが、あの」




玉ちゃんに私のほっぺを突っつかれております。



玉「ん？」

「これは、なんですか？」



天然とか通り越してるよ！！



玉「んー、本物のAを見てんの」

「…はあ」

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