叶 え て や る よ 〈T.F〉6.

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ヒロは、私たちがみんな揃っている姿を見て少し驚いた。




ヒ「あれ？遅れた？」

「ううん！みんな早いだけ(笑)」

『おはよう』

「いや、もう昼だから！」

『そっか』

「うん(笑)」



一つ目の候補にみんなで向かった。



1「俺ちゃんと調べたから〜付いてきて」

2「はいはーい」



ヒロの隣をさり気なくサブローにしたイチロージロー。



「…ナイス！！！」


小さくガッツポーズをした私にスケちゃんが気付き、


『なにしてんの？』

「なんでもない！」

『Aさ〜〜』

「んー？」

『毎回思うけど楽しそうだよね』

「なになに？」

『幹事会の時、楽しそう♪』

「そりゃね！」

『俺に会えるから？』




また…違う意味で、どきっとしたー。


太輔じゃないのに 太輔を思わせてくる。




"藤「A〜〜嬉しい？」

「ん？」

藤「俺に会えるから嬉しい？」

「もちろんっ」

藤「俺も〜〜」"


太輔のお城で、太輔に後ろからハグされながら

聞かれたことを思い出した。




今、私の隣で歩いている人は、太輔じゃないのに…。






「それはスケちゃんでしょ！(笑)」

『えーどうかなー？』

「アンナとあっくんの為にね、動けることが嬉しいの」

『本当好きだね(笑)』

「うん！あの二人には感謝いっぱいなの」

『そっか』

「むふふっ」



チラッと、サブローを見たらヒロと嬉しそうに話してた。



いいなぁ。




…羨ましがらない！！！

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