叶 え て や る よ 〈T.F〉6.

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あ「選んだ道が間違ってたなら、また選びなおせばいいんじゃない？」

「…。」

あ「選びなおすことでもないか！ちゃんと選べ！今度は間違わないで選択しろ！」

「あっくん」

あ「たまには俺も偉そうなこと言っちゃお♪」



あっくんは立ち上がって、



あ「そろそろ、主役返してもらうわ！」

「うん」

あ「Aちゃん。どんな選択したって俺とアンナはいつまでもそばに居る！だから、自分に素直になってね！」

「ありがとうっ」





ゆうとにも言われた。


素直になれ−。って。





ヒ「A〜サブローどうにかして！」

「ん？」

ヒ「酔っぱらって絡み酒になってる！」

「あははは、やっとヒロと結ばれたんだもん♡そりゃ、酔いますよ、絡みますよ」

ヒ「もう〜Aまで！！」




人の恋には、偉そうになんでも言えるのに。




藤「ははっ、あぁ、分かった分かったから！」




太輔を見ると、胸が痛くなるほど好きって分かる。





好き。


好きすぎて辛いほど好き。




ゆうとといたって、太輔のことずっと想ってた。



未だに部屋の中にひとつもポスターすら、飾れないのはファンに戻れてないから。




太輔への想いはどんどん、溢れてくる。







「…。」






でも、あんなにいっぱい傷つけて、

哀しい顔させて、一方的に消えた。





スケちゃんとは、今なら…。



今なら、０からスタートできる。

離婚したことも、

太輔と私の中に色々あったことも分かってて、それでも受け入れようとしてくれている。



また隠れて、こそこそとしなきゃいけない時間より、

みんなの前で祝福される方がいいに決まってる。





太輔より、スケちゃんの方がいいに決まってる。

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