叶 え て や る よ 〈T.F〉6.

252. ページ2

第一回目の顔合わせで、すぐに壁は打ち壊された私たち。


二回、三回っと、顔を合わしていくうちにどんどん仲良くなっていった。


1「A〜〜！遅いから！」

「えー？うそ！」

ヒ「そんなことないよ(笑)」

「もうっ！またイチロー、からかったでしょ！」

2「騙されるAがやばい！」

「なんでだよぉ！！！あれ？サブローとスケちゃんは？」

2「もう来るんじゃない？あ、ほら」



少し遅れてやってきたスケちゃんとサブロー。



『あれ？A来てるじゃん』

3「てことは、俺ら遅れた？」

「ちょ！どうゆう意味！！！」

「「「あははははっ」」」



みんなで仲良くなって、気付けば昔からの友達のような私たち。



1「ここはさ、ちょっと狭いかも」

2「こっちは料理がうまかった！」

3「ここならあつし、喜びそうじゃない？」

『Aとヒロは？どこがいいと思う？』

「んー、私は広い方がいいかな！」

ヒ「料理もオシャレすぎず！美味しいとこ！」


６人で集まって、アンナとあっくんにとって最高の日にしたい為に何度も話し合った。



「あとさ、アンナのドレスのこと考えて」



ヒ「賞品はなににする？」



1「やっぱ、ここはですね」



2「あぁ〜〜なるほどな」



3「あつしのお色直し、いる？！」



『とりあえずの人数はー…』




こうして、あの二人に少しでも恩返しが出来たらいいなって思いながら、私は真剣に考えた。

253.→←251.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す