【reborn】augurio... (ページ19)

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そうして私は、部下の人5人と共に街へ出かけた

『えっと、ではまずは食べ物屋さんに…』

｢かしこまりました！｣

私を取り囲むように歩く部下の方々
な、なんかほんとうに申し訳ない…

俯いて歩いていると不意に若い部下の方に声をかけられた

｢いやー、A様と御一緒できるなんて感激っす！！生きててよかったっす！！｣

と底抜けに明るく声をかけられる

『え、あの…？』

｢こら、A様を困らせるな。すいません｣

『あ、いぇそんな…』

｢えー！！先輩だって思ってるくせに！A様って俺たち部下の間で天使って通ってるんですよ？｣

て、天使…！！？
困惑してあたふたしていると隊長さんがふっと笑って

｢恐れながら、こいつの言っている通りでございます。
前までの幹部の皆様はもっと殺伐としており、部下に当られる方も少なくはありませんでした。それがA様が来られてから少なくなりまして…｣

｢そーです！特に顕著に現れてるのはベルフェゴール様ですね。多分Aさまの仕事を増やしたくないんだと思います！｣

『ぇ、あの、そうなんですか？』

そ、そんなことは初めて聞いたな…

｢はい。特にフラン様がああなられてからはずっと荒れておりましたから…｣

その途端少しくらい顔になる皆様
その様子に、思わず足を止めて尋ねてしまった

『ぁの、フランさんに何かあったんですか…？』

｢…それは…
……！｣

｢っ、先輩！｣

部下の皆さんの顔がひきつり、とたんに今までの柔らかい雰囲気がなくなった

｢A様。決して自分たちから離れないでください。後をつけられています｣

『…！！？』

とりあえず、気付かないふりをして歩きましょう。

そういった体調さんにこくりと頷き、また歩き出した