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第6話 ページ6

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赤髪とふたり。お互い無言で足を進める。ふあ、と欠伸をしていて眠そうだ。そろそろこの空気に耐えられなくなりそうな時、ふと気づいた。





「…ねぇ、コンビニってあっちじゃないんですか」

「んー」

「ねえ、聞いてんの」

「やっぱ予定変更。送ってあげる」

「いや、本当に結構です」

「本性は全く可愛げないし性格クソ悪そうだけど、もしあんたになんかあったら俺がそらにしばかれそうなんで、」





勘違いすんなー、と頭に軽くデコピンをしてきた。


こいつには何を言っても聞いてくれなさそうだから、黙って送られてあげることにした。









そうこうしているうちに、私のマンションが見えてくる。



「あれです」

「へー、いいとこ住んでんね」

「べつに」






「じゃ、俺はここまで」

「…どうも」



エントランスの自動ドアが開いて、あったかい空気が流れ込んでくる。

軽く会釈をして、赤髪と別れた。一応感謝はしてる。もう二度と会うことはないだろうけど。

だるそうに歩く後ろ姿を一瞥して中に入ろうとすると「そうそう、そういえば」と。

聞こえた赤髪の声に振り返る。





「どうせ忘れてると思うから言っとくけど、

エイジね、俺の名前」





歩きながら、こっちを見ることなく片手を上げて言う赤髪に

「…あっそ」

と、私はあっちには聞こえないくらいの声で呟いた。




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作品ジャンル:恋愛
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あや(プロフ) - ぜひ!ぜひ!ぜひ!続きを!!更新待ってます!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: 5116ee690c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ☆ルナ☆さん» あと少しですがお付き合いください!(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 23時) (レス) id: fd69086671 (このIDを非表示/違反報告)
☆ルナ☆(プロフ) - キュンキュン/////(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 0時) (レス) id: 915f053575 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Cさん» コメントありがとうございます!!これからもキュンを追求していきます…! (2017年11月24日 18時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 冬春@アバ小説更新中さん» こっちも嬉しいです…!これからもお楽しみください〜! (2017年11月24日 17時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タバタ | 作成日時:2017年11月6日 15時

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