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〜開幕〜 ページ2

A side_




私は子供達の夢の世界、遊園地の陽気な道化師。


遊園地の道化師というのは表の仕事で、裏ではある組織の幹部をやっている。



…まぁ、たまに任務とかで仕事が変わるんだが。


記者になったり、歌手になったり、役職によって性別も変えたりする。




『やぁ、おはよう。』


⁇「あ!おはようございます、Aさん!」




この元気に挨拶をしてくれるのは、チーター。


名前が動物なのはまぁ置いておいて、コイツはとても私を慕ってくれる。




『今日何か楽しみな事でもあるのか?』


チー「えっ、なんで分かったんですか!?」


『フッ、顔に出てる。』




こうやって顔に感情を表してくれるから、何を考えているのか分かりやすい。


だが、仕事になると切り替えが早いのか無表情だ。




⁇「朝から騒がしいぞチーター。」


チー「今頃起きてきて何言ってんだよ!」


⁇「Aさんのちょっと後に起きたくらいで大袈裟な。」




この少し生意気な奴はトラ。


こっちも名前が動物なのは置いておいて、コイツも結構慕ってくれている。




『朝から喧嘩する元気があるならデータ整理でもしてくれ。』


「「はぁ〜い。」」




なんだかんだ言って、コイツら素直なんだよなぁ。



こいつらとは8年の仲だ。


トラとチーターは私より歳上だからなのか、よく世話をしてくれる。



トラの料理は結構美味いんだ!


レパートリーも多いし、好みも把握してくれているし、毎日のご飯が楽しみになる。



チーターは朝に弱い私を起こしにくる。


まぁ、部屋には一切入るな、と釘を刺してあるから扉の前で大声で呼ばれるだけだが。



仕事としては私の部下という位置だが、オフの状態ではほぼ親だ。


と言っても料理とか自分で起きることとかは出来ない訳ではない。


コイツらに背中を預けてるっていうのかな。




『じゃ、行ってくる。』


「いってらっしゃ〜い。」


「Aさん今日は早めに帰ってくれよな。」


『あぁ、分かった。』




今日も任務を果たすために出かける。

落ち着くアジト(家)を出て、仕事に向かう。

私の人生が、道化による舞台そのものなのだ。


皆さんには、その舞台の一部をお見せしよう。

私になりきって。どうぞ、ごゆっくり。

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設定タグ:オリジナル , 長編   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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おとひび(プロフ) - ろろさん» わぁありがとうございますっっ!!すごく励みになります!了解です書きますっっ! (5月2日 20時) (レス) id: 7349489dec (このIDを非表示/違反報告)
ろろ - なんだかものすごくわくわくします!!!是非続きを書いてくださると嬉しいです🥹🥹 (5月1日 22時) (レス) @page17 id: 4cf545d201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おとひび | 作成日時:2023年10月14日 21時

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