検索窓
今日:14 hit、昨日:11 hit、合計:18,693 hit

105話 ページ5

「あのねぇ!」




 近くの公園に連れてこられる。

 私は思わず、悠飛を怒鳴り付けた。




「目立つでしょ、あんなことしたら!」




 イラッとしたから、思うがままに言葉を発した。

 悠飛はポカンとしたと思ったら、罰の悪そうな顔でわりぃわりぃと笑く。




「それより、何か話したかったんじゃねぇの。」

「…あー、うん。」




 私はずっと怒ってても仕方がないって思って、切り換えて微笑んだ。




「ありがとう。」




 え?と不思議そうな顔をする悠飛。

 私は言葉を続ける。




「悠飛のおかげで、皆と本音で向き合えた。」

「ああ、あの人達?」

「うん。」




 「今は辛くねぇの?溜め込んでたりしてないんだよな。」と、心配するように顔を覗き込んできた。

 相変わらず…根は優しいんだね。




「悠飛、あの時相談しなくて…」

「立花!!!」




 わたしの言葉を遮るように聞こえた大きな声。

 なんで、なんでマリンが、ここに…?

106話→←104話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - 七鬼押しさん» ありがとうございます!! (2021年2月2日 22時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
七鬼押し - すごく、面白いよー (2021年2月2日 21時) (レス) id: 25e2dd6576 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - ゆいさん» ありがとう!! 最高なんて嬉しい! (2021年1月31日 18時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - わー!!遅れた!!みたよ!ゆぅらちゃん! 最高!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - すずかさん» 良かった!! んふ、花火大会楽しみにててっ (2021年1月27日 16時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月瀬澪海 | 作成日時:2021年1月24日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。