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125話 ページ23

軽食類を大量に頼んで、それぞれがドリンクを頼み、リラックスした空気で始まった打ち上げ。

 楽に話すだけで、ただ好きなように話すだけで、こんなに楽しくて解散が惜しくなるのはやっぱり不思議だ。

 


「もうすぐ夏休みだねえ。」

「俺らは地獄の合宿が始まるぜ。」




 菜穂の嬉しそうな声に、上杉くんのピシャリと発した冷たく固い声。

 一瞬で、サッカー部陣の空気が凍りついた。




「おい、言うなよそれ。」

「もう忘れたかったんだからさ。」




 珍しく美門くんも若武くんと一緒に反論している。…そんなに嫌なのかな。やっぱり、合宿ってことは練習がキツいってことなんだよね。

 私は応援の気持ちを込めて、1番近くにいた美門くんの顔を見た。




「頑張れ!」

「…ありがとう。」




 やっぱり嫌なのか、苦笑いしながらお礼を言った美門くん。

 その頬が僅かに赤くなった気がしたけど、それはきっと私の気のせいだよね。




「合宿の前に、なんか気分転換してぇな。」

「それ。」

「このメンバーでどっか行きたいよね。」


「花火大会とかは?」




 黒木くんの呟く程度の提案に、私たちは一斉に声を揃えて言った。




「それだ。」




ヒロインなんて、なりたくない。5
to be continue...?

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月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - 七鬼押しさん» ありがとうございます!! (2021年2月2日 22時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
七鬼押し - すごく、面白いよー (2021年2月2日 21時) (レス) id: 25e2dd6576 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - ゆいさん» ありがとう!! 最高なんて嬉しい! (2021年1月31日 18時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - わー!!遅れた!!みたよ!ゆぅらちゃん! 最高!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - すずかさん» 良かった!! んふ、花火大会楽しみにててっ (2021年1月27日 16時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月瀬澪海 | 作成日時:2021年1月24日 13時

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