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113話 ページ12

「どうすんの美門くん、彩連れてかれちゃったよ。」

「あいつ、迎えに来たぜ。」

「アーヤも嬉しそうだったね。」

「それがケーキだからって理由なのを祈るしかないよね。」

「モタモタしてっからだよ、アホ!」

「やっぱ似合いだったよな。前付き合ってたから?」




 責め、煽り、嫌味…

 一斉攻撃が、美門くんのボロボロな心をもっとズタズタにしていく…

 美門くんが悪いわけじゃないけどね、やっぱり皆責めちゃうよね。(そして七鬼くん、天然なのは知ってるけど最後の一撃煽りすぎね。)




「んなこと言ったってさあ…」




 俺だって焦ってるよ、と言わんばかりに頬を膨らませて拗ねたような表情をする。

 さ、さすが美少年…

 拗ねた不満そうな顔もカッコよすぎて美しすぎて、彩が想われても振り向かない理由がもっと分からなくなってくる…。(正しくは、想われていることに気づいていないんだけど。)



「ま、あんまし進展がないってことに賭けるしかねぇよなあ。」

「片山はただ友達としてアーヤを誘いたかっただけ、って考えるとかね。さすがに無理ありすぎるけど。」




 み、皆やけに厳しいけど…

 そんな皆の酷評を真に受けて怒ったのか、静に苛立ちを表した美門くんは黙ってスッと足早に立ち去っていった。

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月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - 七鬼押しさん» ありがとうございます!! (2021年2月2日 22時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
七鬼押し - すごく、面白いよー (2021年2月2日 21時) (レス) id: 25e2dd6576 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - ゆいさん» ありがとう!! 最高なんて嬉しい! (2021年1月31日 18時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - わー!!遅れた!!みたよ!ゆぅらちゃん! 最高!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - すずかさん» 良かった!! んふ、花火大会楽しみにててっ (2021年1月27日 16時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月瀬澪海 | 作成日時:2021年1月24日 13時

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