私のちょっとおかしな日常の話。

わたしのあさ 3 ページ6

ガチャッ




「翼おはよう〜！」

「おはよう、彩。今日は早く出てきたね。」

「うんっ、今日は早く起きれたの。」


「…俺が起こしたおかげだけどな。」




　わっ、お兄ちゃんきた。(可哀想)

　私はあからさまに嫌そうな顔をするけど、翼はニコリと優しそうに微笑む。




「おはようございます、お義兄さん。」

「お前にお義兄さんと呼ばれる筋合いはない。」




　もう…。

　軽く睨むお兄ちゃんに対して、翼は笑顔を崩さずニコニコしている。

　その笑顔が少し怖い…




「翼、早く行こうよ。」

「そうだね。お義兄さん、じゃあまた。」

「また、も何もねぇよ。」


「お兄ちゃん行ってきます！」

「行ってら。」




　翼、わざとお義兄さんって言ってるよね。

　はあ、もう…




　彼は美門翼。結構前から付き合っている私の彼氏だ。

　何でも出来るパーフェクトな美少年。

　ああ、神様は不平等だよ…。




「今日テストだね。」

「そうだね…。」

「受験生って自覚させられるよね。」

「そうだね…。」


「テンション低いね。」

「テストの話やめようよ…」

「はいはい。笑」




　でも翼に教えてもらったから、今回はきっと点数上がるはず！

　それから、部活のこととか家のこととか他愛もない話をして学校に着いた。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←わたしのあさ 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す