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「はい、できた」
納得した表情を見せた彼女は立ち上がった。
「ありがとう。助かった」
自分の足を見ながら、軽く動かしてみる。
痛みが全然違う。
だいぶマシになった。
すごいな……。
「すごく手際が良かったけど、なにかやってたの?」
ふと思ったことを口に出すと、その子は照れくさそうに笑った。
「まぁ、ね」
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・
「あ…俺、菅原孝支。そっちは?」
自ら名前を名乗る。柄になく積極的だ。
俺、どうしたんだろ。
今日なんかおかしい?
けど、その子の名前を知りたいと思ったのは確か。
「三上A…です」
うつむきながら言う彼女は、少し顔が赤い。
けど
「三上さん、ありがとう」
笑顔で言うと
「うん…!」
顔を上げた彼女も、とびきりの笑顔で返してくれた。
__そのとき、俺の胸が高鳴った。
それが恋だということに気がついたのは、少しあとのこと。
それから、まれに彼女を見かける程度で
関わりは一切なかった。
・
・
__2年後。
3年生になった俺は、三上さんと同じクラスになった。
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夜久#LOVE - カナデさん» いえいえ。此方こそお役に立てて何よりです♪ (2018年12月16日 17時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - 夜久#LOVEさん» わわっ、なんて嬉しいお言葉…!ありがとうございます! (2018年12月16日 9時) (レス) id: 365e4dfa94 (このIDを非表示/違反報告)
夜久#LOVE - バリクソオモロイ! (2018年12月15日 23時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - ライムさん» はい、ほんっとにかわいいですよね! (2018年11月30日 21時) (レス) id: 365e4dfa94 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 菅君かわいいよなあ〜(しみじみ) (2018年11月30日 17時) (レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナデ | 作成日時:2018年11月30日 12時