不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その7-2（通常ver）

＃259　らいぶひらいちゃう？ ページ11

『武道館のやつもUPされてる！みよう。………………。』

……これなに？やばい。イデアの破壊力やばい。

あ：「何で黙ってるの…？なんか反応ないとさ、怖いんだけど。」

いや、こんなの言葉失うって。

『鳥肌ヤバいよ！すごい…。涙が出てくるじゃん！何してるんだよ！もう！ううっ……。』

泣いてしまったじゃんか！
翔兄ちゃんのせいだかんな！こんなの泣くに決まってるじゃんか！

あ：「そんなに泣く？」

『こんなの……かっこいいじゃん。』

語彙力どっかおいてきたよ…。

あ：「それはありがとうｗｗｗ」

翔兄ちゃんは軽〜く笑って流してるけどさ！そんな事件じゃないからな！
そんなんで済まないからな！

『こういうの見たら思うんだよ。私もここに立ちたいなってさ。』

別に歌い手としてじゃなくたっていいんだ。
こうやってステージとかに立ってさ、人を救えるような歌を歌いたい。届けたいんだ。
人を元気にするような曲を。

あ：「ライブやる？」

『できな……』

出来ないよって笑って言おうと思った。
でも翔兄ちゃんの表情はいたって真剣な顔だったから。言葉が止まった。

確かにライブ開きたい。
でも、そんな大きなことが果たして自分に成し遂げられるのか。
私にはわからなかった。
でも、なんとなく思った。

「この機会を逃したら永遠にこんなことを考えて避け続けてしまう」

そう本能的に思った。
だから……

『ライブってさ、簡単に開けるものなの？』

まずそう聞いてみた。

あ：「会場押さえれば。Aの人気ならワンマンでも首都圏三つ回れると思うよ。Zeppクラスを。」

え。すごくね？やばくね？

『あのさ、ライブはライブでもさ、フェスみたいにしたいな。luzさん主催のXYZとかさ、ひきフェスとかみたいな感じの。今までコラボして下さった方を呼びそろえてさ。』

あ：「そっか。なら幕張とか両国とか借りる？」

今の言葉に口が大きく開いてしまった…。

『えっ…いやいやいやいやいや…。さ、さすがにそれはヤバいって。無理だって。私初ライブだよ？そんな大きい会場で歌うとか普通ない。ありえないっしょ。さすがにおかしい。うん。何かがおかしい。』

てんぱってると翔兄ちゃんがこう言った。

あ：「なら僕主催で開こう。Aは副主催ね。」

…………いやいやいやいや(ry
ないないない(ry

『いや、百歩譲ってさ、ライブ開くじゃん。幕張とか両国初ライブの人ってこの世のどこにいるの！』

あ：「Aがいるじゃん。(真顔)」

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