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#420 予想 ページ3

坂田side

配信も終わったしそろそろ寝ようかな〜と思っていると玄関のチャイムが鳴った。
誰や。こんな時間に。

少し気怠くなりながらも鍵を開ける。
するとそらるさんが来ていた。

坂「こんな時間に連絡もなしで…どうしたんです?」

そう尋ねるといつになく真剣な表情で

そ「聞きたいことがあって。少し家にお邪魔してもいい?」

聞きたいこと…?わざわざ僕に?まあええけど。

坂「……いいですよ。入ってください。」

そう言って家に招き入れた。


坂「それで?どうしたんです?」

ソファーに座ってもらい、向かいの椅子に座って話を聞くことにする。
なんか歌ってみたとかのことかな…?そう思っていると予想を大きく上回った相談で吃驚した。

そ「弓乃家の、使用人のことについて……。」

そう聞かれて動きが止まった。
なんでそらるさんがそんなこと気になるんや…?意味わからんのやけど…。

そ「Aのお母さん……澪さん……殺されたんでしょう。考えてみて多分弓乃の主人は直接的には手を出してないなと思った。だから使用人で、澪さんを殺してそうな人を、教えてほしい…。」

そういうそらるさんの目は虚ろげな、憎しみに塗れた目をしていた。”俺”と少し同じ目。
それで元使用人だった”俺”に話を聞きたいと。誰がAちゃんのお母さんを殺してそうか。

俺が殺したとは思わんのやな。

勿論殺したのは俺やないけど。
俺の予想は二人おるんやで。一人は朔。もう一人は………。合ってるかどうかは知らんけどね。

坂「もしもそれを”俺”が話したらそらるさんはどうするんですか。」

そう聞くと一瞬黙って、話し始めた。

そ「………分からない。でも、俺はそいつを許さない。一生。たとえそいつが死んでも。」

そういうそらるさんの目はもう色を失っていた。
もし、そのことを話したとしたら片っ端からそいつを探すだろう。

坂「なら話しません。そのことを知ってそいつのことを殺しに行ってもしょうがないですからね。」

そう言うと不満げな表情で反論してきた。

そ「それは昔の仕事仲間だから?友人だから?俺が殺したらダメだと思ってるわけ?」

真剣に言っているそらるさん。少しおかしくなって笑ってしまった。
冷静に考えればすぐわかりますよ?
そうは思いながらもきちんと説明した。

#421 貴方が大事だから思うこと。→←#419 真実を知っただけなのに。



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華奈(プロフ) - 81さん» そうなんですね!了解です!今続編をチョコ著k作りながら他の作品も書いていってるので多分夕方ぐらいの完成して投稿できると思います!少々お待ちください! (2018年11月14日 13時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
81 - いえいえ!最近は結構遅く寝るので、、、、(^^;え、こんな時間に?!って時にコメントをするかもしれません笑 (2018年11月14日 13時) (レス) id: 9ebdcf52db (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 81さん» ありがとうございます!まさか深夜に見てくださってたとは思わなかった…。嬉しいです!頑張ります! (2018年11月14日 9時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)
81 - 続編も読んでいきますね!(*^^*)頑張って下さい!! (2018年11月14日 3時) (レス) id: 9ebdcf52db (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 81さん» いえいえ。こちらこそお疲れ様です。もしかしたらまた更新するかもです。わかんないですけど() (2018年11月13日 23時) (レス) id: c708660bae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華奈 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月26日 16時

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