不登校の私は人気歌.い手として活躍しています！その10-1（恋愛ver） (ページ6)

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＃380　怒りページ6

luz side

「あのなぁ。よう考えてからもの言えよ。天月くんやSouくんはどうなんや。浦島坂田船のみんなにそらるさん、まふくん、悠、他の歌い手たち、リスナーのみんな。みんな深月ちゃんが大事なんよ？深月ちゃんがいくらそないなこと思うとっても、口が裂けてもそんなこと言えるわけないやろ。」

もう怒っていた。だいぶ取り乱しているなって自分でも分かった。
手を離してから謝った。

「ごめん。怒るつもりはなかった。でも、それだけみんな深月ちゃんのこと、大事なんやで？だから、そんなこと言わんとってよ…。お父さんが嫌いなのはわかる。お母さんに会いたいのも分かる。でも、いくら会いたくても今は今なんやから。これから先のことを見て歩かなきゃいけないんやからさ。」

優しい口調で言った。

『…………ですよね。何回も、自分に言っておいたはずなんですけどね。どうしても、どうしてもお母さんのこと、あきらめられないみたいです。』

深月ちゃんは床に座り込んだ。
俺も同じ目線になって話したくて座った。

「なら、深月ちゃんが話したんやから、俺のこと、悠のこと話すよ。」

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天月side

………なんで僕sideなのかって？お気づきの通り聞いてた。
たまたま早くに仕事が終わってAの家に来た。そうしたらluzくんとAの話声が聞こえてきて、とても間にはいれる空気じゃなかったから話を聞いてた。

Aのお母さんのこと、初めて知った。

何度か会ったことある。話したことあるけどとてもそんな人に見えなかった。そういうことだったんだ。
ただ茫然と話をそのまま聞いていると玄関の方から声がした。二人は気づいていないみたいだったから扉を開けに行くとそらるさんが来ていた。

天「今駄目ですよ。話してるみたいなので…。」

そ「一応入ってもいい？どうせ話聞いてるんでしょ？」

なんか犯罪してる気分なんだけど…。(犯罪じゃない？盗聴って((by作者)

天「結構やばいこと話してますよ？」

そ「やばいこと？」

そのまま話を聞いていくと「お父さんに死んでほしい」っていう声が聞こえてびっくりした。

そ「結構やばい…。」

それ以上話せなかったけれど話を聞いていた。
途中からluzくんが大きい声を出して怒鳴っていたりした。確かに間違ったことは言っていないから黙っていることしかできなかったけれど。
その後は小さい声で話していたから聞こえなかったけれどluzくんが自分のことを話すと言って話しだしていた。